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A⇒B⇒C と検索していた

みなさん、好きなYouTubeってありますか?
今は、親のスマホで小学生でさえもYouTubeをチェックしている時代ですよね。

息子のYouTubeとの出会いは、小学校低学年の頃。
娘の幼稚園役員&介護に明け暮れていた時に、息子は、PC前で『カービィ』の動画に夢中でした。

といってもうちのキーボードはローマ字入力のはず。
ローマ字さえ知らないはずなのに彼は新しい動画を次々に見ていました。
『お気に入り』には2~3の動画しか入れてあげてないはずなのに。


ある日、息子に聞いてみました。

「ねぇ~このカービィさぁ、お母さんがお気に入りに入れてないよね?」
「うん。」
「どうやって探したの?」
「えっとねぇ。ここを押してそれからまたここを押すと出てくるよ。」
「へぇ~すごいねぇ。こうやって見ることができるんだね。」
「うん。」


そう、勘の良い方ならお気づきになったかもしれません。
彼は、『あなたへのおすすめ』をクリックしていたのです。

昔は、今ほど動画がアップされていなかったのでしょう。
毎回、同じ動画がおすすめされていたのです。

私がお気に入り登録しておいた『カービィA』のおすすめから『カービィB』にいき、そこに出てくるおすすめで『カービィC』を選んでいたのです。

なので、『カービィC』を見たい日は、Aを開く⇒Aを見ないでB⇒Bを見ないでC⇒Cを見るみたいな流れ。

その動作を面倒とは思わず、クリックして楽しんでいたのです。
「じゃぁこのCもお気に入り登録してあげるよ。」
とポチッ!☆マークを押してあげました。

すると彼の中で、『この☆を押せばお気に入り登録されるんだ』とインプットされたのです。

そうすると次からは、Cから直接新しいDに簡単にいけます。
そして自分でDに☆
そりゃぁ楽しいですよね。すぐに見ることができるようになったのだから。
宿題を終わらせるスピードの早いこと早いこと(笑)

あの頃は、ゲームよりYouTubeが好きだったかもしれません。
中学では迷わずパソコン部。
そして今ではプログラミングを学んでいます。


そのおかげかPC&インターネットというものに彼は全く抵抗を持たず、急激な情報化社会の流れにも乗り、高校生で自分のスマホを手にした初日からなんなく使いこなしています。
今では私の師匠です。困った時は、すぐ聞いちゃいます。


そのたびに、「お母さんが今手にしているものは何ですか?スマホですよね?Google検索したらどうですか?自分で調べる習慣をつけましょう!」と先生のような口調で返ってきます。
っていいながらも結局は教えてくれるんですけどね。(お~優しい息子)

『カービィ』動画のことも覚えていて、「あの頃は、これを選んだらこれが出て次はこれで~。って全部覚えていたもんなぁ。懐かしい~~」と。


そして、ふと思う。
私だったらどうしたかな?

息子のように、お母さんには聞かないでポチっ!としたかもしれないし、見つかったら怖い!と思ってやめていたかもしれない。


『おすすめっていらないんじゃない?』と思ったこともあったけど、『YouTubeさん、ごめんなさい。あなたのおかげで息子は楽しんでおりました。






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