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サイボウズ オンライン1Dayインターンを開催しました!

こんにちは!デザイナーの篠原(@shinopara_jp)です。

サイボウズ デザイン&リサーチは5/25にオンライン1Dayインターンを開催しました。私はメンター兼ファシリテーターを担当したので、今日はどのようなインターンを実施したのか紹介したいと思います!

サイボウズのオンラインインターンで経験できること

インターンでは以下の4つのことを体験してもらえる内容にしました。

1.エクストリームユーザー(ロービジョンの障害当事者)にヒアリング
2.実務で行うUXリサーチのプロセスを体験
3.現場のデザイナー・リサーチャーとディスカッションしながら問題発見
4.リモートでのヒアリング体験(Zoomとmiro利用)

【課題】エクストリームユーザーにヒアリングをして多くの人に共通する普遍的な問題を見つけよう

今回のインターンでは「エクストリームユーザー」だけが抱える問題を発見するのではなく「エクストリームユーザー」の視点を通じて私たちを含む多くの人が共通して持っている「普遍的な問題」を発見することに取り組み、サイボウズ製品を使うみんながハッピーになれることを一緒に考えました。

エクストリームユーザーとは?
サービスのターゲット層の中でも極端な性質を持つユーザーのこと(以下例)
・見えづらい人
・高齢者
・開発者並みに製品に精通している人
エクストリームユーザーにヒアリングすると何がいいの?
・ほとんどの人が気づいていない潜在的な問題を知ることができる
・自分の常識や固定概念から外れた気づきを得ることができる

1.ログイン&アイスブレイク

まずは自己紹介も兼ねたアイスブレイク!趣味や好きなことを付箋に書き出してドット投票をし、投票数が多いものを発表するということを行いました。Zoomのビデオでは分からないインターン生の意外な一面を知るとともに、雰囲気も一気に和やかに〜。

画像:アイスブレイク中のmiroの画面

2.プロフィールシートの確認

まずプロフィールシート(ヒアリング対象者の特徴をまとめたシートのこと)を使って「どういう人をヒアリングするのか?」を事前に確認します。

画像:プロフィールシート

今回ヒアリングに協力してくれたエクストリームユーザーは、ロービジョンの障害当事者であるkotanoriさんです。kotanoriさんについてはこちらのnoteをご覧ください。

3.ヒアリングのコツ伝授

ヒアリングにはコツがあるのでいくつかのポイントを伝授しました。

1.聞きたいことを整理・聞く順番を決める
2.なるべくYes/Noで答えられる質問を避ける
3.芋づる式に質問する

画像:ヒアリング例

※ヒアリング例については樽本 徹也さん著「UXリサーチの道具箱」という本を参考にしています。

4.ヒアリングの計画

「どんな質問をするか?どの順番でするか?誰がヒアリングするか?」などヒアリングの進め方や担当についてインターン生同士でディスカッションしながら決めてもらいました。

インターン生は全員初対面でありましたが、活発に発言していたのが印象的でした。みんなコミュニケーションスキル高い…!

画像:ヒアリングの内容を付箋に書き出した画面

5.ヒアリング

ヒアリングの計画が終わったらいよいよヒアリング。根掘り葉掘り芋づる式に聞いてもらいました。みんな真剣モードです。

画像:ヒアリングしている様子

6.ヒアリングから分かったことをグルーピング

ヒアリングから発見したことを付箋に書き出し、どのようなことがわかったのか情報を整理して発表してもらいました。

画像:グループングされた付箋たち

7.ディスカッション

ヒアリングで発見したことをもとに「普遍的な問題」と「多くの人がハッピーになるための工夫」についてインターン生とメンターでディスカッションを行いました。

1.発見した問題は自分だったらどのような場面や場所で当てはまりそうか?
2.ヒアリングから見えてきた多くの人に役立ちそうな工夫は?

ディスカッションを進める上でのヒント
場面例
・デバイスが違う
・電波が弱い
・料理中
・メガネが壊れた/コンタクトレンズを切らした
・画面がバキバキになった
・液晶漏れ・モニタ焼け

場所例
・屋外
・地下鉄
・お風呂場

8.最終発表

最後にヒアリングとディスカッションを経て、わかったことをシートにまとめて発表してもらいました。

画像:最終発表のシート

インターン生からの感想

※実際に参加したインターン生からの感想を一部抜粋

ユーザーリサーチをどのように行なっていくのかを一日で体験することができました。初対面のインターン生同士でもでもワイワイと話せるような環境も整えていただき、とても楽しかったです。新型コロナウイルスでオンラインの形での開催となりましたが、地方の方でも参加できるオンライン形式は自分にとって、とてもラッキーでした。
ヒアリングの工程の経験だったり丁寧なフィードバックをいただけたりし、とてもいい経験になりました。今後もインターンシップなどのイベントがあれば、ぜひ参加したいです!
プロダクトを作るときも改善するときもリサーチがとても大切だということがわかり、また洗練されているプロダクトで改善点を考えることが出来たので良い経験になったと思った。リサーチの質問事項やペインを聞き出すことは非常に難しく、kotanoriさんがとてもわかりやすく話してくださったので先に進めたと思った。リサーチもできるUI/UXデザイナーを目指してみようと考えるきっかけになった。
リサーチもできるUI/UXデザイナーを目指してみようと考えるきっかけになった。
全体的にとても満足しています!独学で勉強しているデザインもそうですが、サービスに関わる機会があれば多くの人に喜んでもらえるものを作るために今回の経験が活かしていけたらと思います。今回は本当にありがとうございました!楽しかったです!

7月8月もオンラインインターンを実施します!参加者募集中!

同じ課題で7月と8月にオンラインインターンを実施する予定です。この記事を読んでインターンに興味の湧いた学生さん、ご応募お待ちしています〜!


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