メンタルコントロールという名の夢

書き殴りの生業です。

以前は、自身のメンタルをコントロール出来ない状態にあって、非常に苦労をした。
メンタルをコントロール出来れば、きっと、日常生活も上手くいくし、
身体の不調も良くなると思う。

しかし、メンタルを一定に、フラットに保つことは、
病気時などは、特に難しく、一人の精神世界にどっぷりと浸かってしまい、
自分から状態を悪くするような、行動を取ってしまう。

自身が、最悪なメンタル時は、OD(オーバードーズ)と呼ばれる行為を、
何度も繰り返し、自分で自分を苦しめていた。

200錠〜400錠のお薬を、毎日、服用しては、意識が朦朧とした状態で、
声にならない声を出して、『誰でも良いから、助けてほしい』と、
何度も何度も、空に向かって、願っていた。

ひょっとしたら、今は亡き、母に助けを求めていたのだろうか?

それとも、ネットの中で、自分を認知してくれている存在に、
助けを求めていたのだろうか?

感覚は、だんだん研ぎ澄まされ、さらに、過剰摂取をするようになる。

どの程度、過剰摂取をすると、死に至るか感覚でわかるため、
そのギリギリを狙って、摂取するようになるのだ。

本当に、ひどい話で、思い出すだけで、自身に嫌悪感を覚えるほどだ。

自分の存在が、消えて無くなった時、
本当の意味で、メンタルがフラットになるとでも思っていたのだろうか。

浅はかであったし、どうかしていたと思う。

宇宙で、慣性の法則があると思いますが、
状態の悪いメンタルに、少しの困難や嫌な事が加わり続けると、いつまでも、悪いまま進んでいくような、そんな感じがあったと思う。

それ故、低下したメンタルの状態を、向上させるのは、容易ではないという事。

メンタルが低下したり、メンタルの疾患を抱えていると、側から見れば、なんで、そんなに病んでいるのか?と、見えがちですが、
そこに至る経緯は、様々で、その複雑さが、この問題の根っこの部分である。

当人は、世界の破滅を迎えているような絶望感なのだ。
風邪をひいて、風邪薬が処方される場合とは違っていて、同じ症状の人でも、
同じお薬で効果が出ない場合、合わない場合、逆に症状が悪化する場合。

その場合は、メンタルコントロールどころか、さらに落ちていきます。
時には、周りに居る人間を巻き込んで、落ちて行きます。
自身は、その体験が、かなり多く、抜け出す術はないと思っておりました。


元、サッカー日本代表の長谷部誠さんの著書に、
「心を整える」という物がありました。

心は、強くするような物ではなく、今ある心を低下させ過ぎず、
また、高揚させ過ぎず、なるべく一定にして、物事に望もうという物です。

これは、かなり合点が行きました。
肉体的に、鍛える場合は、筋トレなどのトレーニングをすれば良いわけですが、じゃあ、心を強化させるって・・・具合的に、どうすれば??

肉体のように、簡単には、行かないと思います。
少なくとも、今すぐには。



自分は、常々、考えている事があるのですが、

「心」

は、どこにあるのか?という事。
悲しい時は、涙を流し、嬉しい時は、笑顔になる。

喜怒哀楽が、心なのか。脳の中の機能が、心なのか。胸の辺りにある、
心臓の鼓動が、心なのか。

そんな事を言っていると、いつまでも終われないので、止めておきますが、
心をなるべく静止させる事が出来れば、喜怒哀楽の時、自然と感情を出せるはず。

常に、喜びっぱなし。悲しいまんま。
それは、疲れてしまうし、現実的には、あまり考えられない事。
心が、静止(なるべく穏やかな状態)していれば、嬉しい時の感情や、悲しい時の感情の振り幅が大き過ぎないと思うのです。

だから、鍛えるのではなくて、落ち着かせる事に励みました。

具体的に、何をやったかですが、
僕は、幸いな事に音楽が大好きです。好きなジャンルは絞り切れないほどに、色々聴きます。

演歌すらも、聴いてしまうほど。まつり、一択では、ありますが。

音楽は、
「時のしおり」と、知り合いの方が、以前おっしゃっておりましたが、
まさにその通りで、僕の高校生時代は、ヴィジュアル系という、
音楽が流行っており、高校生時代は、不真面目、極まりなかった訳ですが、
それでも、一番タフな時は、その時代だったため、その時代の音楽を聴くと、
周りの景色がタイムスリップして、心が落ち着く。

草原に、一人で、誰にも止められる事なく、かけっこをしているか如く、
心が整調します。

高校時代は、母が、どんどん壊れ始めた時でしたが、
だから、自分がしっかりしないと行けない。

と、思っていた時代。

学校は、部活に所属せず、早く帰って、清掃会社でアルバイトをし、
体をとことん鍛え、初めての恋人と、恋愛がうまく行かなくなって、大泣きしたり、
街で喫煙しながら出歩き、見つかって、周りにたくさん迷惑かけたのも、この時代。

オタクに走り始めたのも、この時代。
毎日、アニメやゲームを追いかけて、仲間と、この先、どうなるのかわからない、
未来を語り合ったのも、この時代。

ピークでした。色々な意味で。

また、DTMを少しかじっているため、テクノ、インスト物も良く聴いていた。
エイフェックス・ツインや、古い所だと、アート・オブ・ノイズなど。
かなり影響されたのである。。

も、申し訳ない。

話が脱線している。


そのように、自分が、一番リラックス出来る時間を、自分自身で作っていかなければ、
または、作っていこうと努力しなければ、
疲弊した心は、なかなか向上せず、一定の安定感まで、辿り着かないという話。

ストレスが、一番の敵という話をよく耳にするも、ストレスが、かかっているという認識が、
自分でわかる場合は、なおのこと、リラックス出来る状況を、少しでも多く作らなければ、
いつかは壊れてしまうかも知れない。

これが、一つ。

実は、もう一つあって、それは何かというと、

「悲観」

を、恐れない事。

メンタルが低下したり、安定しないと、自分が、ダメな人間、または、存在しちゃいけない人間だと、
判断して、良くないことに走る訳ですが、そもそも、そんな事はないのです。

これは、メンタル低下時に、人と接する機会が、あまり無くなり、
そのうち、自分を否定したり、悲観し出す訳ですが、少し、コミュニケーションを取り出すと、
すぐに気がつきます。

誰かが、あなたを必要としています・・・とまでは、言える立場にないので、
はっきり言えませんが、メンタルコントロール出来ていない時は、
おそらく、あなたの本当の魅力を引き出せていないし、その魅力に気づかない人が多いのではないかと思います。

何者にも負けない魅力は、みんなあるのだと思う。

自身も、まだ、道なかばです。
魅力を、自分の魅力を、常に探し続け、可能性を探して、どんな事が出来るのか。
何のために、自分を高めようとするのか?

その先を見たいが故に、
前に進みたい気持ちになり、どんどん歩き始めている内に、メンタルをフラットに、
そして、徐々に安定し始めました。


ダメな奴でも良い。

何も出来ない奴でも良い。

見てくれが悪かろうが、性格悪かろうが、何でも良い。

ただ、

が、そこにあれば。


無視は、無死。

我関せず、自分の道を行って下さい。


誰でも、人ですので、多少の気持ちの上がり下がりはあります。
その振り幅が大きすぎる時には、何かしらのメンタル疾患を抱える訳ですが、
それ以外にも、様々な症状がございます。

周りの人に、理解を得られない。変わった見方をされる。
そういう事もあるかも知れません。

メンタルコントロールの中で、何気ない、気持ちのない言葉に、萎縮せずに、
自分の時間を本当に大切にして、自分の先々を見るようにしてみて下さい。

すぐに、解決は出来ないと思いますが、少しずつ、少しずつです。

これ、ポイントになっていますね。


この話は、尽きないので、また書き殴りますが、
どうか、あなたのメンタルが、安定して、心穏やかな時間が、少しでも多くなりますよう、祈っております。

なるべく前を見て、苦しくなったら、少し後ろを見ましょう。

大丈夫です。

そして、懸命に生きなくても良いですから、少しだけ命を大切に生きて下さい。

自分は、生きます。

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