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【泥棒が無数にいる】

ある日のこと、お客さんが会計の時に「財布盗られました」と言ってくることが増えた。私は正直、「絶対嘘だ。酔っぱらって、財布をどこかに落としただけだ!」と思っていた。
 
だが、どう見ても多すぎる。1日に3回発生することもあれば、明らかに普通そうな旅行者まで「財布がない」と言ってくる。
 
監視カメラを確認すると、明らかにお客さんの席に入り、財布を盗んでいる人がいる。

こんな感じで、泥棒は捕まり、事件は解決した。
 
と思ったら、また数日後に発生した。監視カメラを確認すると、明らかにお客さんの席に入り、財布を盗んでいる人がいる。

こんな感じで、泥棒は捕まり、事件は解決した。

と思ったら、また数日後に発生した。監視カメラを確認すると、明らかにお客さんの席に入り、財布を盗んでいる人がいる。

こんな感じで、泥棒は捕まり、事件は解決した。今度は本当に解決したのだ!
 

そんな泥棒がいない平和(相変わらず変な客はいる)を満喫していたある日のこと。警察から電話が入った。
 
警察「その店に〇〇って人がいると思うのですが、通報せずにそっとしておいてください。近々こちらから伺います。また来店した時は連絡してください。そちらの店をずっと利用しています」

と言って、その人物がいることを警察に伝えたら本当に警察がきて、連行していった。その客はこの店に住んでいて、特に危険ではなかったのだが、これには驚愕した。

それはそれとして、ある日のこと、警察から連絡が電話が来る「そちらに〇〇って人がいますよね? その人捕まりました。そちらの店にずっと住んでるとのことで、後日荷物を回収しますのでよろしくお願いします」とのこと。

まさかの、この店の住人で、また逮捕者。確かにその人は、外出すると言って3日ぐらい帰ってきていない。よそで逮捕されていたようだ。
 
 
そんな感じで、日本の警察が優秀なおかげか、この店での連続窃盗事件は解決した。やはりそれでも、時々は財布盗まれる人がいる。

それはなぜかと言うと、酒飲んで扉を全開で開けて、寝ている人がいるからだよ! そりゃあ盗まれるわ!

この事件以降、私は扉を開けて寝ている人がいれば、そっと閉めてあげることにしている。お母さんか!

ネカフェ難民なんて言葉もあるように、ネカフェに住んでいる人が結構いる。店によって様々だが、下手すれば30人近く住んでいる店もあったりする。村だね。

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