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盗撮にはリスクしかない

盗撮事件・・・
これも現職時代に
とても多く扱ってきた事件の
一つです。

人はなぜ盗撮をするのか?
これはもう「癖」としか
言えないと思います。

犯人の特徴、強いてあげるなら
「普通の会社員」
「妻子持ち」
が多かったですね。

犯行動機について、
多くの犯人が
「仕事のストレスが溜まって
盗撮をすることで発散した」
なんてもっともらしいことを
のたまいますが、結局「癖」です。
性的欲求を満たすための身勝手で
卑劣な行動です。


盗撮事件の捜査は簡単。
だって、証拠がスマホの中
デジカメの中にしっかり残ってますから。

盗撮事件は、原則逮捕です。
身柄を拘束します。
当然家族にその旨連絡します。

警察から会社には積極的には
連絡しませんが、何日か拘束される
訳ですから、家族経由で会社にも
逮捕されたことがバレてしまうのが
殆どです。

余罪も追及します。
盗撮は「癖」ですからね。
単発の犯行とは考えずらい。

裁判所から令状をとって
自宅を家宅捜索します。

何のために?

余罪や性的趣向を裏付ける
証拠を探すためです。

妻子がいれば、家宅捜索の立会人は
奥さんです。
お子さんが小中高生であれば、
一応考慮して
お子さんが学校に行っている時間帯を
狙って家宅捜索を行います。

奥さんが見守る中、家じゅうを探し
エロDVD、大人のおもちゃ
パソコン、スマホ類
その他性的趣向のうかがわれる物を
探し出し、押収します。

それから、奥さんからも事情聴取します。

・旦那が盗撮してるの知ってたか?
・旦那の性的な趣味を知ってるか?
・旦那との仲は悪くないか?
・旦那との性交渉の頻度は?
・最近性交渉をしたのはいつ?
・どんな性交渉をするのか?

こんなえげつないことを奥さんから
聞くこともあります。
捜査している立場から見ても
この時の奥さんの様子は
いたたまれないものがあります。

でも、捜査の関係上、
聞かざるを得ません。

警察が関与することはありませんが、
被害者との示談交渉もしなければ
なりません。

被害者は精神的に相当なショックを
受けているうえ、警察への捜査の
協力など、精神的・肉体的・経済的に
かなりの負担を強いられています。

示談交渉は基本的に弁護士さんが
やるのでしょうけど
奥さんが被害者の女性に土下座をしに行った
事例もありますよ。

弁護士費用と示談金、
それから罰金(初犯であれば最大50万円)
ものすごい出費です。

当然、盗撮したことで
会社を辞めた人もたくさんいました。

ね?
盗撮って、リスクしかない。
被害者も、
犯人も、
犯人の家族にも、
会社にも
百害あって一利なし。

今日もお読みいただき
ありがとうございました!

では、また!!

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