アメリカに移住して良かったことは?に答えてみた。
私はアメリカに移住して15年以上が経ち、今のところは米国に永住することを予定しています。
このニュースにある永住権を取得するのかはともかくとして、
①日本の人が海外に出て外から日本を見ること
②日本に興味がある人たちを海外からどんどん呼び寄せること
はとても大切なことだと感じています。
どちらも「ずっと中にいると気がつかないこと」を気づかせてくれるからです。
特に②なんて、きっと思っても見なかったことをたくさん見つけてもらえそうです。
とにかく日本の将来にとって、
この2つ以外勝ち筋が見つからない!
と感じるくらい、視点を増やすことで新しい価値を産むことが重要ではないでしょうか。
アメリカに移住して良かったこと
アメリカ移住のメリットは
英語ができるようになること。
では、ありません。
英語を学びたいなら、世界中どこにいても学べるし。
もちろん私のように、米国でビジネスをさせていただいているのであれば現地の言葉を学ぶことは当然のことで、スキルというかマナーに近い気がします。
では、私にとって米国移住をして良かったこと一位はなんでしょう。
ジャジャーーーン。
それは、
視野が広がったことです。
視野が広がるというか、視点が増えたという感覚でしょうか。
言葉にするといきなりチープな印象ですが、生きていく上で視点が増えたことは確実に自分の人生を豊かにしてくれました。
「価値観ものさしが増える」というような。
移住したときにはある程度確立されたと思っていた自分の価値観が、まったく新しい価値観と融合した感覚だったのです。
ちなみにそれは個人だけでなく、ビジネスでもいえることだと思いますが、それはまた長くなっちゃうので別の機会に書きます。
100%あなたが最高?ないないないない、それはない。
そして海外移住のテーマでよく聞かれる質問に
「日本とアメリカ、どちらが好きですか?」
というものがあります。
私のように「LA最高だぜー!」的な投稿をいつもしていると当然のように
「LAが一番です」「LAが最高!100%LAです!!」という答えを期待されてしまうのですが、私は両方大好きです。
どちらかを100%大好きってわけじゃない。
アメリカのことは大好きだけど、おかしなこともたくさんあります。
そして日本のことは、アメリカで暮らすようになってから好きになりました。
それは日本という国を「外から見る」経験をしたからに他なりません。
よく言うじゃないですか。
別れてみて元彼のいいところが分かるとか(あれ?これはちょっと違う?)
起業してみて会社員の良さが分かるとか(これは本当にそう!)
ひとり暮らし始めてみて実家のいいところが見えるとか(お母さん、反抗期長すぎてごめんね!)
きっとその延長にドドーンとあったのが
海外に暮らしてみて日本の良さが分かる
ということだったのだと思います。
最悪のシナリオでもまだお得。
「白黒ハッキリ」っていうものの例えがありますが
100%なんて絶対ないよね。
「LA生活最高!」と言っている私でも、LAが100%いい!と思っているわけではありません。
100%なんて絶対ないもの。
私は10年以上フリーマガジンを制作していて、印刷所が第二の家みたいな日々を長らく過ごしておりましたが(笑)
印刷の世界においても100%黒なんてありえない(というか出せない)。
私たちが多くの印刷物で目にしている「黒」は100%黒ではなくて、言ってしまえばみんな「限りなく黒に近い黒っぽい」色なんです。
またちょっと違う話かもしれませんが、先日壁の傷を隠すためにホームセンターに「白いペンキくださーい!」的なノリで買いに行ったら、、、
「白」だけで軽く20−30種類のペンキが置いてありました。
いや、そんなモンだよね。
「白か黒かハッキリせい」言われても、黒も白も100%なんてない。
ある意味、、、だいたいグレーっしょ。
どんな人にも、どんな国にも、どんな行動にも、
「100%最高」はありえない。
でも、選ばなかったほうの良さにも気がつけるようになる!
それは視点が増えたことの結果で、
日本を離れると気づかなかった日本の良さに気がつけるようになることは、100%はないということに気がつけたということなのかもしれません。
とにかく何を選んで何を行動しても、
最悪のシナリオで「現状の良いところは見つかる」と思えば、かなりお得ではないでしょうか。
この考え方で、日本人が視点をどんどん増やして、自分でも気づかなかった新しい価値を生み出していけば、きっと世界は変わる気がする。
どっちにしろ100%なんてないのだから、選んだほうも選ばなかったほうも良いところが見つかったら、それで最高じゃないかー😍!
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