Fun / done / Learn & Pain : アジャイル開発スクラムイベント(2) ふりかえり編
私たちのチームでは週に1回、その週で何をしてきたか、何を思ったかを共有するため、Fun / done / Learnというフレームワークを使って「ふりかえり」をしています。
ふりかえりは朝会が終わった後、1時間みっちりコミュニケーションをする時間をとっています。
↓朝会はこんな感じでやっています。
1. Fun / Done / Learnの概要
Fun / Done / Learnの概要はこちらの記事を参照ください。
このふりかえり手法ってやっとむさんが考案されたんですね(震え)。昨年のDownloadFesで紹介されてご挨拶だけしたのですが、もっと話してみたかった。
DownloadFesとはなんぞや?という人もいると思いますので、リンクを貼っておきます。HR/HMのFesですね。はい。
2. 4つの円に各自の今週の出来事、感情を付箋に書き出して置いていく(7分以内)
FUN:楽しい、嬉しい、よかったこと
DONE:リリースしたこと、展開したこと
LEARN:業務を通じて学んだこと
私たちのチームでは自然と「つらみ」も出てきて、「それもどこかに置きたいよね」と話になり、Painという円を追加しています。
PAIN:つらみを感じたこと
各自の付箋の色を決め、付箋を円の中に自由に置いていきます。時間が限られているので必然的に思い出せた(心に残った)ものが置かれていきます。
置かれた付箋を見ると、その週どういった感情の振れ幅があったか俯瞰して見ることができるのがこのフレームワークの良い点だなと感じています。
4月:2週目
4月:3週目
4月:4週目
3. それぞれの付箋の内容を元にコミュニケーション
チームの人数によって、説明に割く時間を割り振って行います。
(私たちは4人なので、一人あたり10分くらいにしています)
今週は嬉しいことがたくさんありましたね!とか。
こういった学びがあったんですね!とか。
各自から語られる内容から共感したり、質問したりして、どんなことを思いながら仕事をしていたのかがわかってきます。
例:楽しい
この業務から得られた結果は意外なことがあったけど、それが次に活かせそう
その意外なことってなんですか?
スケジュール通りにアウトプットができ、嬉しい
なぜスケジュール通りに仕事をこなすことができたと思いますか?
例:つらみ
「つらみ」があったけど「勉強になった」
次にその「つらみ」が起きないようにするにはどうしたら良いと思いますか?
この出来事は「つらみ」しかなかった
それはなぜそうなってしまったんでしょうか?
そのコミュニケーションの中から課題が見つかったり、この事柄についてはもっと認識合わせが必要ということを全員が同じ気持ちになったり、毎回気づきがたくさん得られます。
それらは次のアクション事項としてバックログに積んで忘れないようにします。
ふりかえりってホント大事だ
毎週1時間かけて、チームのアウトプット、仕事で感じた気持ちをチームみんなで理解していくプロセスは最初はもしかしたら面倒に感じるかもしれません。
しかしやったことだけではなく、気持ちを知ることでチームの結束が日に日に強まっていくのを感じます。
もしまだ「ふりかえり」をされていないチームがありましたら、Fun / done / Learn は気軽に始めやすいフレームワークですので、参考になれば嬉しいです。