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短歌まとめ_2

採用された短歌を定期的にまとめています。

1.新聞歌壇

毎日歌壇 加藤治郎選 入選 2020.10.19

1900年代に更新された幻みたいなブログを読んで

毎日歌壇 加藤治郎選 入選 2020.11.02

無花果をじゅるりとすするしてはいけないことをしたときの気持ちで

読売歌壇 俵万智選 入選 2020.11.10

森永のラムネを一気に流しこむ痛いの(胸の)痛いの飛んでけ


2.月刊うたらば テーマ「感」

大感謝セールに感謝していますみんなでしあわせになりたいね
先生よ当ててくれるなと祈ってるクラスメイトたちの一体感


3.クロワッサンオンライン 歌人・木下龍也の短歌組手

テーマ:自由詠

捨てやすさが決め手でした!と星5つIKEAのサメのレビューの欄に

以下、木下龍也さんからいただいたコメントです。

特殊な考え方に思えますが、こう言われてみれば一生所有する気で買う物ってあんまりない。いつか捨てる物を買うならば「捨てやすさ」を購入の決め手とする合理的な人もいるんだろう。犬・猫・鮫のぬいぐるみのなかで最も捨てやすいのは人間の生活から最も遠い鮫、ということだろうか。
クロワッサンオンラインより引用)

テーマ:恋人

寝そべったあなたの足を追いかけて冷えたわたしの足がはしゃいで

以下、木下龍也さんからいただいたコメントです。

布団のなかで行われる温度差の攻防。あの楽しさを結句(57577の最後の7)でうまく表現していますね。
クロワッサンオンラインより引用)


4.月刊公募ガイド 東直子の短歌の時間

第68回 題詠「動」 選外佳作

ぼくたちは朝から逃げるようにして軟体動物になってねむる


5.令和2年 熊日短歌大会

東直子選 入選

拭くとこがないくらい雨に降られて笑っちゃったらきみの勝ちだよ


最近、地元・熊本の短歌大会で入選することができました。これは2020年のうれしかったことランキング暫定1位です。

今回まとめた採用歌たちは前向きな内容のものが多く、いつも地味な歌で採用されがちな自分にしては珍しいなという感想でした。
これからもこのまとめ記事の続きを更新できるよう、日々詠んでいきたいと思っています。

最後に、大好きな歌人・木下龍也さんの本が発売されましたので宣伝します。短歌の入門書です。

→ 天才による凡人のための短歌教室(Amazon)

実はわたしの歌も掲載されています。
短歌に少しでも興味のある方におすすめの一冊です。ぜひ。

そろそろ短歌を始めた感想も書きたいという話はまたの機会に。

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