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デザイナーがPOをやってみて1年ほど経ったので振り返ってみる

こんにちは。
デザイナー・POの小野です。入社2年目になります。

デザイナーとして入社しましたが、だんだんとPO的な業務もやり始めるようになって1年ほど経過したので、今回は反省や学びを書いていきます。

今は何をしているの?

大きく分けて2つのことをしています。

①何をやるべきかを考える/決める人
プロダクトを理想のプロダクトにするために、何をやるべきなのかを決めます。日頃の業務に落とし込むと、プロダクトバッグログと呼ばれるプロダクトチームのやるべきことリストに施策/機能などを追加しています。

また各施策/機能のROIを鑑みて、優先順位を決めていきます。

その施策/機能を実現することでユーザーの行動はどう変わるのか具体的にどういう体験にするのかの要件を詰めています。

②施策/機能の実現に向けて進める人
プロダクトチーム内で要件を共有したり、他チーム(ビジネスサイド等)と相談・調整して、話を進めていきます。

そんなことをする中で、大切だと思ったことをまとめていこうと思います。

③UI作る人
デザイナーを軸にPO的な業務もやっているので、もちろんUI作りもやっています。


👂 ユーザーの相談に乗れるようにする

POにとって、「ユーザーに本当に必要とされているものは何か」「プロダクトの理想の姿」を考えることはとても大事なことです。

そのためには、ユーザーの悩み事・取り巻く環境を知ることが重要なことの一つですが、当初自分は又聞きレベルでしか把握できておらず...
当然何をしたらユーザーのためになるのかのイメージが曖昧でうまくやるべきことを考えることができませんでした。

そこで、無料相談会と題してポップアップストア出店スペースの相談に対面で乗るといったことを約30名ほど行ったんですが、これが結構ハードル高い...
インタビューとはまた毛色が違い、より生の声を引き出せたように感じます。おかげで困っていることを解像度高く認識できました。


🎓 浅くても良いので広範な知識を持つことが大事

「やるべき施策/機能を実現する」というのが(当然ですが)の仕事の一つです。

もちろん一人では実現できないため、エンジニアや、デザイナー(自分の場合は兼任)、時にはマーケ、カスタマーサポートやセールスと話を進めて、意思決定をしていく必要があります。

そのためある程度相手の事情や専門用語の理解をしていないと、対等に話せなかったり、思わぬ齟齬を生んでしまうことがありました。

最初はかなり苦しみましたが、デザイン以外に技術面に興味があったので、SQL書きまくってデータ構造を理解したり、サーバーサイド・フロント言語双方のチュートリアルを一通りやったのが、今でも役に立っています。

とくに何をデータべースに保存するのか、どういう形で保存するのかは後々分析したり、効果計測をしたりする上でとても大事なことなので、SQL書かなくてもどういうデータがデータベースに保存されているのかを把握するのは超重要な気がしています。


🗣 話しかけやすい雰囲気を作っておく

自分は一人で黙々と作業するのが好きで、人に話しかけるのも体力を使う性格ということもあり、当初は積極的に周りに話しかけに行けてませんでした。

結果、すぐに確認・調整すべきことも後回しにしてしまったり、自分が話しかけないので、実装しているエンジニア等も声を(おそらく)かけづらく、認識の違いが後工程で発生する失敗もしてしまいました。

ただ、自分はある程度打ち解けた人であれば話すのが苦ではないタイプなので、仕事の用事以外でも話しかけに行って日頃から雑談することでなんとか解決しました。

お互いが話しかけやすい関係性を日頃から築いておくのはかなり大事です。


🧹 いかに開発者が開発しやすい環境にするか

PO、というとプロダクトを引っ張っているようなイメージを持つ人も多いかもしれませんが、実際に仕事をする中では雑用という側面もある気がしています。
(もちろん、プロダクトの目的を示すというビジョナリーな面がメインの役割ではあります)

必要ではあるが、誰もあまりしたがらない/しない仕事を巻き取って、エンジニア・デザイナーなど開発者の障害を取り除き、なるべく早くユーザーのもとへ価値を届けるということが大切だなと感じています。


デザイナー・PO両方をやっていてよかったこと

POをする中で、技術・マーケの知識など徐々に知識が広がり、より現実的な、決定力のあるUI設計ができるようになってきたなと感じます。

「この項目はこのテーブルから引っ張ってきて...」
「この部品はこのコンポーネントを使い回して...」

といった考えができるようになりました。

また、POとして思いついたことをすぐに現実に近い形で視覚化できるので、相手に何をやりたいか伝えやすいのも良い点でした。


...とは色々書いてきたものの、まだまだ未熟なぺーぺーです。
自分で書いていて、「これちゃんとできてると胸張れるのか?お前」と自分でツッコミ入れてました。

認定スクラムプロダクトオーナー研修とかも受けたいな〜
これからも引き続き頑張らなきゃなと思う次第です。

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