友人とゲームと私


私には、フリーターの友人が居る。

元々は職場で出会ったのだが、友人は人間関係に疲れて、その職場を辞めた。

今は、ココ〇ラ等で、デザインの依頼を受けて絵を書いたり、身内の仕事を手伝ったりして、楽しそうに自由に働いてる。


その友人はゲームが大好きだ。

私は逆の考え方で、ゲームをすると、「ムダな時間を過ごしてしまった…」と、後で自分を責めてしまう。

その友人が私に言った、
「ムダにこそ意味がある」と。

「読めなかった漢字が読めるようになった」と言ってる、ゲーム実況の方も居る、と教えてくれたのだ。



最近、私も人間関係に疲れてしまい、職場や働き方を変えた。

といって転職活動をするものの、コロナ禍でなかなか見つからず。

内定を頂いても、「本当に自分にできるのか?!」と働く前から自分を追い込んでしまい、やっていく自信を無くして、内定を辞退してしまったり…

内定後の職場見学(体験)時に、色々内部事情が見えてメンタルやられて辞退したり…

約1ヶ月、面接や選考を受けては、悩む日々が続いた。


友人が、気休めにと、ゲームを薦めてくれた。

薦めてくれたのは、パズル系と戦闘系。

ゲームをしてみると、最初は「何をやっているんだろう」と、自分を責めてしまった…

途中から自然と、「どうすれば上手くいく(クリアできる)のか?」を考えるようになった。


そう、私は気付いたのだ。

友人の言う通り、ゲームから学べる事があると。

ゲームだけでなく、全てにおいて、「そうすれば上手くいくのか?」を考えて行動する大切さを、ゲームから学んだのだ。

自分が、「ムダかも…」と思っていても、やってみる事で、見えてくる何かがあるのだ、と。


私からしたら、どん底の状態でゲームを始めたのだが、心は腐っていなかった。

何かに気付く機能は、誰にでも自分自身にも、当たり前に備わっているのだ。

「気付こう」と思って始めたゲームじゃなかったのに、自然と気付いたのだ。

今の私を支えているのは、無意識かつ無自覚な、その感覚である。

ゲームを教えてくれた、友人にも感謝。


最後に…
「部屋とYシャツと私」を意識して、タイトルを付けたのは内緒。