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大人になって見つけた学びの幸せ

昨日と今日は一日中大学の講義を受けた。
僕は一昨年の秋から日大通信教育科で哲学を勉強している。

通信教育といっても、すべてがオンラインや自習ではなく、講義も選択できる。僕は大体を自習でやっていたことと、コロナの影響で過去の授業はオンラインだったので、今回が初めての対面講義だった。

そこで改めて感じたのは、学ぶことは面白い、人が学ぶ場はすばらしいということだ。

大人の学び場には、昔は感じることができなかった熱量があった

久しぶりに大学の教室でたくさんの生徒の方々と講義を受けた。小学校から大学院まで学校にかよったが、それまでとは違うものがあった。それは、誰もが自律的に通っているということだ。学びたいことがあって、それに対して自分の意志でお金と時間を捻出している。

小学生から大学生までのみんなが自律的でないとは言えないが、仕方なく・みんな通うから通っているというのが大部分であろう。僕もその一人だった。中学高校では早く授業が終わって部活した・遊びたい、なんのために大学に入ったかをわすれて(というよりもそもそもなく)卒業するために単位が必要で日々をこなしていた。そのころの僕にとって、勉強は目的でも手段でもなく、ただの義務のようなものだった。

社会経験は学ぶきっかけをくれる

もちろん自分のような人間ばかりではない。若い頃から何かしらのミッションを見つけたり、勉強自体に面白みを見出している人はいた。でも、そのような人たちは更に、そうでない人たちは社会にでて、より学びたいと思うのではないか。

生きていく中で、色々なことを経験する。学校での勉強や部活、友人や親との関係、恋愛、旅行、就職、結婚、出産、住宅ローン、部下の育成、社会の貢献、子育て、身近な人の死、大きな病気、、、、様々な経験をする中で、新たな好奇心が芽生えたり、解決したい問題が生まれる。それはそのまま学ぶきっかけになる。

学ぶことがもっともっと身近なるといい

学びたいという気持ちがでてきても、なかなか始めることが難しい。大きなコストがかかるからだ。仕事、子育て、介護をしながら時間を作れるだろうか、大学などの学費を払えるだろうかといった問題がある。

でも、探せば手段はある
独学が得意な人は問題ないだろう。(そもそもこんなこと気にしない)
人と学びたいという人は、通信教育やサークルを探すといいと思う。一緒に学ぶ人がいる、対話できる先生がいるのは、学びに大きな影響がある。本を読んで過去の偉人たちと対話するのも大事だが、そこから生み出した自分の考えを議論するのは生きている人としかできない。

同じことを学ぶ人(≒同じ問題を感じている人)と話すことは、楽しいし、お互いを高めながら、実際の問題を解決することにつながる。

Web授業等によって、学びを始めるハードルは下がった。
もっと気軽に自分が知りたいことや究めたいことを学べる場が増えると、今よりも幸せに感じる人が増えると思う。

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