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47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜2 「入学式前の危機」

ぃやあ、あぶなかった。

 と額の汗を殴ったのは、時間を少し巻き戻して入学式を少し前に控えた頃でした。

 その頃僕は入学の為の諸手続きを慌ただしく済ませ、マイサイトにも

入学手続きは全て完了しました!

 と力強く表示されたので、安心して3月中旬のバースデーライブの準備やらなんやらに専念していました。

 (おかげさまでライブは東名阪の三日間とも「お誕生日おめでとう」と「入学おめでとう」のダブルで楽しんでもらえたのではないかと思います。ありがとうございました。)

 さてそんなソロライブが終わって、今度は宇宙バンドSPEED OF LIGHTSのライブの準備仕上げをしていた頃に、大学から色々と資料が郵送されてきました。そこには、これまで僕にとっておとぎの国の話であった

単位!コマ!履修!

などなどの大学用語(っていうのかな)が飛び交っていました。入学式を終えると早々に、履修登録をするべきと言うことです。 

りしゅうとうろく(パァァァァ…)

↑ちびまるこちゃんが夢見る時のイメージ

 なんて素敵な響きなんだ! なんて大人な(もう47才ですが)響きなんだ!

 必要な単位を取得するために自分で授業のスケジュールを組み立てて、申請するわけだ! そしてシラバスと呼ばれる授業内容を覗くと、面白そうな授業がいっぱい! 思わず彦摩呂さん風に

 まるで学びのバイキング、ブッフェスタイルやでぇ〜!

 とテンションが上がりまくった直後、入学の案内の下の方に、不吉な文言が目に入りました。

 ”文学部の一年生は入学式の前に、英語のクラス分けのためのプレイスメントテストを受けてください”


 え、テスト? 

 入学式の前にぃー? 

 それを受けないと、英語(必修)が履修できないのー??

 まじでー!あぶなかった! …と冒頭の文にあいなったわけです。

 まさか入学式の前にテストがあるなんて! 入試こないだ終わったとこやんか!!

 いやー世が世ならライブも入れかねない日程でした。
あぶねーい!

 そういう重要な情報もしれっとさらっと書いてあって、完全に見落としそうになっていました。
 そうなのだわ。大学生たるもの受け身ではなく、こちらから積極的に情報を求めていかないとまずいのだわ。

 という、大学生ならではの洗礼を受けつつも(ちゃんと大人なはずなのに…しくしく)無事にプレイスメントテストも受けられ、その後のオリエンテーションやらガイダンスやらに出席し、無事入学式の日を迎える事ができたというわけです。まずはめでたい。

 そして判明した事実。式の翌日からは、新歓というのが数日間あるらしい…!

新歓(パァァァァ‥)

 サークルかぁ。考えもしなかったけど、やっぱりなんか楽しそうかも。

 とりあえず雰囲気だけでも覗いたみたいと、おそるおそる大学に向かったのでした。次回に続く。


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