男が嫌いで、女が好きな、ただの助兵衛が書く、同人小説>僕は、新興宗教サークル「サブカル」のボス<ショートショート

 いつの間にか、僕は、教祖になっていた、いや、そんないいもんじゃないな、新興宗教と名乗る程、ちゃんとした活動をしているわけではないし、なんて言うか、ちょっと、学生ノリだし、なんて言うか、ちょっと、大学とかのサークルっぽいのだ、まー、この、僕にまつわる、全てのものが、そんな感じなのだがな、それでも、なぜ、今、自分は新興宗教サークル「サブカル」のボスになったのかだけ、みんなに伝えたいと思う、そして、今、自分はどういう気持ちでいるかも、みんなに伝えたいと思う、それでは、始めよう、ゆっとくけど、俺の話は、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、長いからな。




 まず、始めにこのサークルが出来た、いきさつより、このサークルの活動内容を簡単に、簡単に、本当に簡単に説明しようと思う、そう、この新興宗教の名前からも、お気づきの通り、我々はサブカルを愛し、サブカルから人生を教わる、そんな団体、いや、そんなサークルなのだ。そして、今、このサークルの活動場所で、こんなサークルのBGMとして、流れているのが、このサークルのボスこそ、己が愛してやまない、銀杏ボーイズの音楽である、この、どこかぶっ壊れたパンクナンバーを肴に、サークルの部員たちは、みうらじゅんの本を読んだり、さくらももこの漫画を読んだりしている、特にこれといった、生産性もない、いわゆる、モラトリアムのワンシーンだが、こういう何とも言えない日常を我々は愛している、そう、ホント、それだけでいいのだが、なんだかんだ、我々はめんどくさい人種なので、サブカルから愛を教わり、サブカルから人生を教わっているのだと、世間様に言いたいのだ(別に言わないけどさ)

 僕は思う、いつでも、思う、自分が出来ると信じられたら、もっと、言えば、自分が出来ると思い込めれば、その物事は必ず、出来るはずだと、僕は、もう、気付いてしまったのだから、僕は、もう、怖いものなどないのだ、これは僕がYO-KINGのLOVEという曲から教わったこと、今なら、そう、思えるから不思議だ、人が変わるのには時間がかかる、だけど、人間は変わっていくのだ、まー、話は逸れたが、まー、そーいうこと。




 ちなみに、この新興宗教サークルのメンバーは決して、共同生活をしてるわけじゃない、自分の恋人が借りてくれたUR賃貸の家を「渋家」よろしくで「UR家(裏ハウス)」と名付けて、溜まり場にしているだけなのだ、まー、上手く言えないが、僕たちはこの退屈に飽き飽きしているのだ、だけど、そんな、退屈を変える術も知らないから、とりえあず、サブカルをおもちゃに、この人生を楽しんでいるのだ、だらだらしながら、この、活動は実にモラトリアム的であり、その上、不健康っぽいけど、僕らは本気でふざけてる、ただ、それだけの事さ。

 僕らは、さっきも言った通り、サブカルから人生を教わった、だから、こんな、しょうもない、大人にもなれきれない大人になってしまったのかもしれない、だけどさ、僕らは僕らで、ボンクラはボンクラとして、人生に希望を抱いている、no future,no cryって心意気で、この物語は転がっている、まー、そういうこと、だけど、もし、この世の中にしょうもない、世の中的に必要ないものが無くなってしまったとしたら、それはそれで、どんな世界が待っているのだろうか?まー、僕らみたいなボンクラには分からないし、これから、どんな時代にこの世の中が成るか分からないけど、僕ら、ボンクラは生き残る気満々だってことだ、ただ、それだけさ。




 結局のところ、なんで、自分がこんな、学生サークルノリの新興宗教サークルのボスになっていたかは、自分でも良く分かってはいないのだが、ただ、cute and romanってアカウント名でサブカルにまつわる、色々なことを綴っていたら(綴っていたほどでもないんだけど、実態は)誰かさんたちのラインから、自分のラインへと、ぽちぽち、「アンタは、かなりの変態だ」ってお褒めのコトバか、あるいは、罵声か分からない言葉を、ポチポチ、頂いて、今に繋がるわけです、まー、人生、ヘンテコなもんだ、それなら、なるべくなら、面白おかしく生きて生きましょうや、決して、腐らずに、そんな、ありきたりな言葉で締めます、ってことで、皆さんからのラインお待ちしています、でわでわ。

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