男が嫌いで、女が好きな、ただの助兵衛が書く、同人小説>ボアダムもどきに毒されて、愛を謳う猿ですやん<ショートショート

 リアルって、いうもんは大抵、ものすごーく、凄い、退屈なんだ、きっと、絶対、きっと、それでも、ペテン師は言う「退屈は人類の敵だ」と、そりゃ、社会人になるまでの青の時代、或いは、若者の群像劇にとっては退屈は敵であろう、それでも、実際の所、悶々とする時間も多いもんである、一杯食ったって、食ったところでちょっと、満足するくらいで、その後は、また、途方に暮れるのである、

 それでも、ドキドキしていたい、だけど、君らの生活はもはや、成り立ってもいない、世界の終わりと世界の始まりはきっと、同時に来る、エンド&スタート、そんなのを繰り返して、この奇妙な星は進化を続ける、なんか、やになっちゃうよ、これは誰の人生、これは僕の人生以外の何物でもない、それなら、もっと、どんどん、アクションを起こせ、さもなければ、死ぬぞ、ドントシンク、フィール、馬鹿は物事をネガティブにばかり考える、だから、いつまでも、抜け出せない、この蟻地獄のような大きな穴から、

 さー、これから、僕は何をしよう、きっと、犯罪は犯さないだろう、これから、始まる、素晴らしき人生のためにここまで来たのだから、馬鹿はするけど、馬鹿はしない、そー、きっと、そういうことさ、この、頭の固い、わからず屋がいくら、人生を説いても、いくら、人生を解いても、世界は変わらない、変わるのは、この箱庭の中の小惑星だけだ、さー、そういうことだから、靴紐を結んで、ほどいて、どっか、行ってくれ、この摩天楼の後の聖職者たちめが、

 そう、もう、自分でも気付いたはずだぞ、愛すべき人を愛せ、それだけで、人生はしなやかに、まっすぐに、生まれ変わる、それは、きっと、やっと、自分で手に入れるべきものなんだ、だから、僕よ、後ろを振り向くな、もう、君にはあの子がいる、それだけが、この世界の希望だ、だから、照らし出せ、どこまでも、このレッドカーペットを、我が物顔で突き進め、君は間違っている、だけど、人間なんて、そんなもんだ、さー、もうじき、春だよ、さー、春はそこまで来ているよ、さー、曲道をまっすぐ、ただ、歩き出せ、

 そんなことを綴っても、結局のところ、僕は解答をまた、間違える、何度も間違える、赤点未満の人生で、なんで、こんな、惨めな気持ちを笑うのだろう、分かった、もういいよ、僕には、きっと、あの子がいたし、あの子もいる、だから、これからは、この世界にファンファーレを鳴らそう、そして、届けよう、この幾ばくかのばらの花を、だって、情熱ってきっと、すぐ、消えてしまうから、僕はこうやって自分語りをしてしまうのだ、そんな、僕らの生活の記録だ、この、文章たちは、まー、ねー、じゃーねー、そんじゃーねー、

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