慣性の法則②
今日は心療内科のオンライン受診でした。
私は精神障害者保健福祉手帳1級で
病名は双極性障害、発達障害
手帳にはないが関連する持病として
バセドウ病を患っています。
発達障害はアトモキセチンを服薬治療中で
これがとても面白い体験を与えてくれます。
例えばこんな話しを
医師は興味深そうに聞いてくれました。
前回の通り慣性の法則を解いた私について
先生は以前、私を知能指数の高いADHDで
ややASDの傾向ありと仰いました。
私はディスカリキュアだと思ってたのに
いざ、オンライン家庭教師に算数を習って
問題を解いたら、まだ習っていないはずの
方程式で解いていたり、やっぱり習ってないのに
慣性の法則が感覚で解るこの現象はなんですか?
たまにあるんです。こういう事。
私は手と手を新幹線に見立てて
「シュッ!」ってやったら
交差した瞬間が停まって見えたんです。
そして0kmと答えました。
…と、経緯を説明し、尋ねたら
それは所謂、数学的な才能やセンスだね。
それが物理や数学に特化していると
天才とか言われたりするけど発達障害の典型だよ。
物理が全部解るわけではない。
わかる物がある。興味がある事がある。
そこの凸と凹の落差が激しいのが障害と言われる所以だね。
ほー。なるほど。
私を算数から遠ざけたのは
「羞恥心」や「恐怖心」で
本来は、一部、センスがあったのかもしれない。
でも集団生活や社会で生き辛かった理由に
何十年先のこの私がしっかり辿り着いて
幸せになっていることをあの子に伝えたい。
私は白紙の算数のテストに突っ伏して
思考停止し、からかわれ虐められた自分を癒す。
また、医師はこのストーリーも
興味深そうに耳を傾けてくれた。
ある日、電車でパンをもぐもぐ食べている
学生を見て何とも言えない違和感を感じた。
この感覚はなんだろう?
…自分の心の中を探ったら
私、この少年を非常識と感じている!
…と、驚愕したのだ。
ADHDはよく「非常識」と言われて
理由がわからず傷付くのだけど
私は感激しながら
なるほどー。
私は世間からこう見られてたのかー。
…と、少年をこっそり観察していました😂
だからってADHDの気持ちも解る私は
その少年に悪意を向けたり、注意したりしません。
アトモキセチンは
私をロボットに変える訳じゃないので
「電車で食べちゃいけない法律はない」とか
「移動時間を有効活用できて有利」とか
「読書と食事何が違うの?」とか
「匂いが強く無ければいいじゃん」とか
「満員電車じゃないきゃいいじゃん」とか
ADHD独特の感性や思考の記憶も
感覚もちゃんと残っているのだ。
「でもこの凸凹やだなー。
一瞬で平にする薬はないんですか?」
…と、聞くと笑って無いと言われました。
大切なのは凸(ぼこ)を伸ばすことです。
凹(でこ)は無視して下さい。
発達障害者は凹を伸ばそうと足掻くから
双極性障害(鬱)に陥るんです。
凹は凹で良いんです。
なるほどー。確かにそうだよね。
なんにせよ先生は今回も
「良い傾向です。」と花丸をくれた。
小学生のとき、
先生に家庭教師やってもらいたかったな😂
以上。スッキリした診療でした✨️
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