9月6日（金）のブログ

人は何か一つくらい誇れるもの持っている
何でもいい、それを見つけなさい
勉強が駄目だったら、運動がある
両方駄目だったら、君には優しさがある
夢をもて、目的をもて、やれば出来る
こんな言葉に騙されるな、何も無くていいんだ
人は生まれて、生きて、死ぬ
これだけでたいしたもんだ

ビートたけし詩集『僕は馬鹿になった。』
ーより「騙されるな」

「生きる気力もないくせに、死ぬのも嫌だ」
8月から、いや、もっと前かな。私はこんな気持ちでこの世に「存在」していました。
「存在」と言うのは「生きているのか」「死んでいるのか」、自分でもわからなかったからです。

私は精神障害者です。病名は「統合失調症」で、患ってから30年くらいになるのかな？
そう、私はもう50歳近い年齢です。もう「老いる」ことを考えてもおかしくない年代に差し掛かってきました。

しかし、この歳になって、結婚はおろか自立もできず、親の扶養で情けなく生きています。友人も1人もおらず、社会的には「いない」も同然の人間です。
それでも、なんとか生きていこう、社会と、人と、関わっていこうと思って、懸命に勉強したり、働いたりしてきました。

けれど、今は「働いていません」。8月からふとした事で仕事に行けなくなり、現在に至っています。就労継続支援A型という作業所で働いていましたが、人間関係や、将来への不安、障害者が一般社会で働くということの「建前と現実」への幻滅。そして、ハッキリ言って「疲れた」ので、働くのをやめました。

「もう、イヤだ。こんな毎日ではやってられない」

ハッキリ言って、障害者でしかない私にとっては「自殺行為」に等しい宣言です。働く事でしか社会と関われない私にとって、働く事とのリンクを切ってしまうのは、本当に社会的な自殺です。それでも、もう何もしたくなくなったのです。少なくとも今は何もしたくない。何も考えたくない。

会社には8月から、無断欠勤です。今も続いているのか、どうかわかりません。会社からは一切の電話もメールもなく、郵便もありません。こちらから電話する気はありません。電話する気力がありませんし、また事務所に呼び出されて散々、説教を受け、有耶無耶のうちにまた働かなくてはならない状況になるのを心底恐れています。

ちなみに、6月に「退職願」は提出しています。無意味でしたが…。

親（というか母）には毎日の様に叱責されます。まぁ、母の立場や年齢からすれば無理もないかとも思いますが、こちらの言うことは全く聞いてくれません。言っても片端から否定されます。会社の上司と連絡を取り合っている様で、「電話しなさい」「働きに行きなさい」「他に何処で働けるというのか」としきりに言います。
一番身近な人が一番相談できない人になっています（父は亡くなっています）。
親戚付き合いも皆無で、頼れる叔父叔母もいません。家にいるのが、とても辛いのに逃げ場所もありません。先に書いたと思いますが、友人もいないので、転がり込めません。

心療内科には通院していますが、医者に「人生相談」しても結局、薬を処方してくれるだけです（まぁ、仕方ありませんが）。

カウンセラーを頼りたいとも思いましたが、金銭的な問題で無理です。それに結局、決断して行動するのは自分ですから。

「いのちの電話」にかけたこともあります。繋がりませんでしたが…。

区役所にも行きました。「ここに相談してください」と連絡先だけ教えてくれました。電話しましたが、何も変わりません。返事もありません。状況を聞きに区役所へ行ったら、担当者不在でした。連絡はその後ありません。

精神的にかなり追い詰められていた時期もあります。一日中ベットの上だったことも幾日かありました。鬱だと思いますが、エアコンの音が気が狂いそうにうるさかったです。

死ねれば楽だったかな、と思わずにはいられません。けれど死にたくもないのです。情けないかもしれませんが、心からの本音です。

生きていたいです。

でも、どうしたらいいのか、わかりません。とりあえず「休む」と決めてしまったら、多分アウトです。引きこもりになってしまいます。
働きたいという気持ちはあります。でも、今の会社は嫌です。不信感と不安感が強いです（何故、私に連絡をくれないのでしょうか？）。
正式に退職できなければ、次の仕事も探せないでしょう。まぁ、当てなんてありませんが…。

全国の最低時給がまた上がるというニュースを聞きました。現時点でもA型事業所、バタバタ潰れているのですよ？これ以上上げて、どうやってやっていくのですか？行政のやることは本当に理解不可能です。

毎日、本当に辛くて、でも身動き取れなくて…そんな日々が続いています。少しでも息抜きになればと思い、再びnote を始めました。

冒頭の詩はビートたけしさんの詩集から引用しました。

＂こんな言葉に騙されるな、何も無くて
　　いいんだ
　人は生まれて、生きて、死ぬ
　　　　　　　これだけでたいしたもんだ＂

「何も無くても生きていていい」
そうあればいいと、私は思いたいです。