本当にあった怖い話2

共通の友人の話をきっかけに、彼氏と別れることを決意しました。
友人の目の前で、彼とのLINEを開き、たくさん保存していたアルバムを片っ端から削除していった。
「地獄におちろ」ってひとこと送った。

その後どうやって家まで戻ったのかはよくわからない。
当時実家に住んでたんだけど、家族にも何か話したのか覚えてない。

数日経ってから思った。
いやまて、こんな形で終わるのは悔しい。
ちゃんと彼氏の話をきいて、真実を知りたい。
そして万が一何かあった時のために、彼氏に送った日記を取り返したいと思った。
そこから彼氏にLINE送って、電話したりしたけどなかなか繋がんなくて。
会いたいって言っても拒否された。

なんでだろ、私もここら辺のこともうあんまり思い出せないな。

ただ、結局1度ちゃんと会って別れ話をしたい
って伝えたら、じゃ最後に1回会おうってことになり。
個室の居酒屋で話をした。
結果、なんでそんなことになってたのかよく分からなかった。
友達とは何もない、
友達に彼女って紹介した女の人とも何もない。
2人きりの写真なんか見せてない。
とか、なんとか。

まあ、何言われてもこれまで嘘ばっかついてきた人の事なんて結局信じられそうにも無かったんだけどね。

そんで、まあ、別れました。
日記も私の手元に戻ってきた。(未だに怖いからまだ捨てられずに持ってる。)

こんなもんかー。
2年半付き合って、一緒に色んなことして
お部屋探しとかもしてたけど、三股かーい。
まじで男見る目なかったな〜って思った。

ただ
そこからしばらくして、元彼からメールが届くようになった。
「会いたい。話したい。やっぱ〜じゃなきゃだめ。」
とかそんなようなこと。

メアドを受信拒否したら、
メアドかえて何度も送ってきた。
何度か非通知の電話もかかってきてた。
怖くて1回も出てない。

元彼と別れたのが6月だったかな。
秋頃まで、ふとした時にメール来てた。
気持ち悪かった。

そんで、その年の11月かな。
会社の同僚と飲み会を開いてたんだけど
同僚の一人に、元彼と同じ職場だった人がいたの。
まさかね…と思ってその人に
「〜って会社から転職したんだっけ。
〇〇って人知っとる?」って聞いてみた。

「知ってるよ!俺、あいつと同期だったよ!
あいつ結婚したよな〜」とその人は話してた。

「そうなんだ。学生時代お世話になってた先輩なんだよね。結婚したの知らなかった。いつしたの?」

「俺がまだ前職に居たから…今年の5月のゴールデンウィークだったかな!」

「は、え?今年5月に結婚してたの?」

「うん。え、なんで?」

「私と別れたの6月なんだけど。しかも、別れ切り出したの私からなんだけど。」

「うそ。待って、前に付き合ってた彼女がいるって話し、俺聞いたことある。あんただったの…?去年の10月には別れたって話だったよ?」

「は?去年私から別れ切り出した時は泣いて拒否されたんだけど、そんなことになってんの?」

結局ね。
なんだったんでしょうね。
2年半という私の大事な時間。お金。
なんだったんですかね。
どんだけ軽く思われてたんだろうか。
私の親の事も、友人のことも騙してた。
別れ話の時も嘘だった。
奥さんのことも無かったことにされてる。

おかしいなあ。
別れたあとも何度もメール来とるんだけどもなぁ。

こんな会話を同僚して、頭のなかぐちゃぐちゃになった私はほんとに酒を浴びるようにその日はのんだ。
大して強くもないのに無理してのんで、周りに迷惑かけて、トイレで吐いた。
気づいたら夜中の2時に知らない駅の階段下で目が覚めた。

自分になんも価値がないと思った。
この世全部終わっちまえ、滅びろ、
元彼も、その奥さんも地獄に落ちてしまえ。
それか社会的にやばい事になってしまえ、と心から思ってました。

それかもう、私が消えてしまいたい。とも。

あれから数年経ちますが、
今でもふとした時に元彼の事を思い出します。
いい思い出たったはずのことも、
全て、悪夢でしかないです。
恐らくどこかで生きてるんだとは思います。
ばったり遭遇するなんてことも未だにないです。
ただ、万が一どこかで元彼のことを見かけてしまったら
自分がどうなってしまうのかわからない。
スルーできるような人間になれるといいなと、思います。

私の中ではトップレベルの、
ほんとにあった怖い話でした。

おしまい。


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