自分から人に近づく生き方への入口

｢今日の1枚｣は、先日友人と行った稲積水中鍾乳洞の入口。

入口は目の前にあるのに、入ることを躊躇していた。｢幸せへの道｣と書かれた入口に入らない自分がいて、なんで入りたがらないんだろう？ってモヤモヤしていた。
ビブリオマンシーをした。

今日のビブリオマンシー

｢あなたは自分の人生について不平をこぼすのが好きだけど、その人生がどんなものかについてはまったく責任をとらない。苦しむことは気高いと思っているから、苦しむのが好きなの。(略)｣

｢病をよせつけない心と身体をつくる｣クリステル・ナニ

以前読んだ時は、苦しみが気高いと思ってるなんて馬鹿らしいと思っていた。だけど、今読むとそれは自分にぴったりだった。

｢苦しむことがよきこと｣という漠然とした信念は、母と母方の祖母の影響を受けた信念だ。如何に自分が苦労してきたかを聞かされ、それが鬱陶しかったにも関わらず、鬱陶しいなんて言えなかった。
鬱陶しいと感じていたことも、今振り返って当時も実はそう感じていたのだと認識できる程度だ。
当時は話を聞かされながら、｢そんな思いをしなくていいわたしは文句言っちゃいけない｣とか、｢それに比べればまし｣だとか自分に言い聞かせていた。
逆らおうものなら、その後の方が面倒だと考えていたから。居心地が悪くてもそれ以上悪くなることを避けるのに必死だったのだ。

母との戦争を避けながら、自分の中では争いが起こっていた。そう、いつもそうだった。母と争うことを避けると、自分の頭の中でツイートが始まる。たくさん文句を言って、自分をなだめていた。
そうやって自分の勝手な解釈の中で生きる人生が始まった。その方が自分にとって楽だったから。

これは昨日のできごと。
コミュニティに集まっていた人のうちの数人と駐車場で話をしていたとき、ある人が話の流れの中で、｢あさみちゃん、ベランダでビール飲むやつ叶うやん。｣と言った場面があった。(年始に掲げたわたしの希望のひとつが、パートナーとビールを飲むこと。）

その時わたしのとなりにいたのは、最近お付き合いを始めた人。その彼と一緒に飲めるやん！という話だったのだけど、わたしは、｢ビールもう寒いやん。｣とすぐに答えた。

すると、その人が｢じゃあ、熱燗はいいんじゃない？｣って言うのに対して、彼は｢熱燗、いいねぇ。｣なんて、盛り上がっている。その和やかな会話の中なんとわたしは、｢熱燗は嫌い。｣とさらっと言ってしまったのだ。

そこに、｢本当にそのひと言はひどい！｣と突っ込む人がいて初めて自分の言動の愚かさを知る。｢熱燗は嫌い。｣と言っているその瞬間のわたしは、人を拒絶している。
口では相手のことを知りたいと言いながら、その機会を蔑ろにしている。
嘘つきだ。

｢へぇー、熱燗好きなんやねぇ。｣
と相手を知って、和やかに過ごしていたら、それは幸せな時間だっただろう。

このとき繰り広げられているツイートは、わたしが最も言いたくないことだけど、言おう。
｢それやってみて、あれ？何か違う！ってなるのもこれこれ〜っ！てなるのもどちらも嫌。｣が、
｢熱燗、嫌い。｣になっているのだ。
口では、ベランダで話しながらビール飲む相手が欲しいと言いながら、叶うかもしれないとなると叶えることに注力しない。
これまた嘘つきだ。

実行してみれば、必ずギャップはあるものだということも今日教わったことのひとつ。
そのギャップがどんなものかは、やってみないとわからない。

ギャップと言えばわたしがしあわせだと感じる瞬間にもギャップがあった。想像していたのは、何か相手との間に共感がある瞬間とか、一緒に何か成し遂げた瞬間とか、そういう瞬間を漠然と描いていた。
だけど現実は、自分に興味を持って話を聴いてくれる人がいるってこんなにしあわせなんだ、と感じる瞬間があったり、一緒に買いものをした野菜を分け合う瞬間にしあわせを感じたり。

｢ソウルフルワールド｣(映画)で表現されていたことって、こういうことなのかもしれない、と思う瞬間がちょこちょこ出てきた。

嘘つきが変わる方法はただひとつ。
正直になることだと。
正直になると自分が何を言い出すかわからないから、自分でも怖い。相手を驚かす発言をしてしまう自分が嫌いだ。
今日は、そんな自分に対して、寛容になることも幸せになる秘訣だと教わった。

たった今、自分に正直になるなら？

｢ビールでも熱燗でも一緒に飲もう！｣
と自分から誘う。

発言してしまった過去はもう過去。取り戻すことはできない。だけど、そんな自分に寛容になるなら、もう一度自分に機会を与える。

人を遠ざける生き方は終わり。
次の｢入口｣は、自分から近づく生き方。
それが｢幸せへの道｣だ。

今日の足つぼマッサージ

・基本(副腎～膀胱)
・全体
足つぼマッサージをしながら、ビブリオマンシーで出てきた部族的信念のことを考えていた。足の裏を感じ観察してなかった〜。

最近の身体の症状は、喉がよく痛くなる。第5チャクラ。意志のチカラ。
明日、｢7つのチャクラ｣を読もう。