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今年もミモザが咲いている。

今日、久しぶりに近所の公園でウォーキングをした。

空は曇っていて雨に変わる予報も出ていたから、あー家から出たくないなぁと思ったけれど、ここ最近、忙しいを言い訳にずいぶんと歩くのをサボってしまっていたし、今日やらないと次もまた何か理由をつけて「今日はやめとこ」となる自分を容易に想像できたので、無理やりジャージに着替えて外へ出た。

寒空の下、自宅から徒歩5分ほどの場所にある公園へ向かう。途中でいつもの「サイコロの家」の前を通る。

「サイコロの家」とは、私が勝手にそう呼んでいるだけなんだけど、大きな正方形の建物と小さな正方形の建物がセットになった、まるで大きさの違うサイコロを並べたような面白いデザインの家があるのだ。

大きいサイコロが母屋で、小さいサイコロは趣味の部屋とか、ちょっとしたショップなんかも開けそうな雰囲気である。

しかもそれが敷地内に4棟建っており半分はチョコレート色、半分はクリーム色の外壁で、なんだかオモチャの家っぽくて見ているだけで楽しい。「ここ、住んでみたいなぁ」と思いながら、いつも前を通り過ぎるのだ。


今にも雨が降り出しそうなのに、意外にも公園にはたくさんの人がいた。

ゲートボールをしているお年寄りは、とても賑やかで家を出るのを躊躇っていた私の数倍、はつらつとしている。

そして、いつも一緒に散歩をしているおじいちゃんとおばあちゃん。おばあちゃんが杖をついているので、おじいちゃんはおばあちゃんに合わせて、ゆっくりゆっくり歩いている。

犬の散歩をしている人は、飼い主さん同士で「この子は3歳で〜」なんてお喋りをしている。

いろんな人の生活の一コマが交差している公園。その中に私も加わり、のんびり歩く。


園内に数本あるミモザの木が、今年もすでに花をつけていた。

その中の一本である巨大ミモザの事を去年noteに書いたのだが、なんとその木が見事に剪定されてスカスカになっていた。

それでも、細っそりとした木に咲く黄色の花は鮮やかで「春だよ!春!」と呼びかけてくれているようで、今年も見れて良かったと思った。


変わるもの、変わらないもの、ちょっとした楽しみ、ほんの少しの努力、そんなものを重ねながら、また私の毎日は続いてゆくのだ。

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