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朝はパン

朝食はパン派である。それとコーヒー。

この組み合わせは昔からずっと変わらないが、コーヒーの種類やパンにのせるものなどは年単位でゆる〜く変化している。

今、コーヒーはコーヒーマシンで淹れるカプセル式のカフェラテか、スティック状のネスカフェゴールドブレンド/コク深めというカフェラテのどちらかをその日の気分で飲んでいる。(カフェラテが好きなのだ)

コーヒーマシンは前の職場で使っていて、いいなと思ったので自宅用に購入した。たしか一万円くらいだった気がする。手軽に比較的美味しいコーヒーが飲めるので買ってよかったなと思う。カプセルもたくさん種類があって、最初の頃は色々飲んでみたが今はカフェラテだけをずっとリピートしている。

パンは長年ネオバターロールレーズンバターロール黒糖ロールが不動の地位にあり、トースターで軽く温めて(温め過ぎると中のマーガリンが溶け出し惨事に)食べていたが、昨年あたりから業務スーパーで売られているビール酵母パンにその地位を明け渡した。

きっかけは、よく行く業務スーパーにネオバターロールが置いていないからだったのだが、ビール酵母パンは『ビール酵母を配合して、ソフトにしっとりと焼き上げたました』と袋に書いてある通り、しっとりふんわりしていて意外に美味しい。やや小さめの食パンで(7枚入り)、生地がほんのり黄みがかった色をしている。

この上にバター、とろけるチーズをのせトーストし、さらに輪切りにしたバナナをいくつかトッピングして最後にメープルシロップをかけるというのが最近のマイブームである。

ちなみにバナナは冷凍しておく。熟しすぎて黒くなるのを防ぐためでもあるが、冷凍すると甘みが増すような気がするのは気のせいだろうか。

この食べ方は温かさと冷たさ、バターとチーズの塩気とバナナとメープルシロップの甘さ、それぞれを同時に味わうことが出来て、自分としては結構気に入っている。

話はちょっと逸れるが、昔ヤマザキのダブルソフトを初めて食べた私は「こんな美味しいパンが世の中にあるなんて!!」と驚き、感動し、しばらく夢中になって食べた。

どれくらいの量をどれくらいの期間食べていたのかはっきりとは覚えていないが、おそらく一日一袋(一枚ではない)とかのレベルだったような気がする。

そして、相当な量を食べ続けた結果「あんたは、もう食べ過ぎや!いい加減そこまでにしとき!(なぜか関西弁)」と脳が判断したのかどうかは分からないが、ある時点で私は、ダブルソフトをプッツリと食べられなくなった。美味しいのは分かっているのに、なぜか体が受け付けないのだ。一口食べたら、もう十分となってしまう。

その話を夫にしたら、「致死量に達したんだな」と一言。確かに致死量というか、限界値というか閾値というか、私の中のなにかを超えてしまったんだと思う。


話を戻して。パンとコーヒーの朝食をとりつつ、体が徐々に目覚めるまでボンヤリと過ごす時間が私は好きだ。

ここまで書いてきた通り、私の朝食はこだわりの豆を挽いて淹れたコーヒーだとか、オシャレなパン屋さんで買ってきたクロワッサンだとかじゃないけれど、小さな幸せを感じるひとときである。

このところ、朝は冷え込みが一段と厳しくなって、布団から出るのも気合いがいるようになってきた。

今年の冬は、去年まで一緒にいてくれた猫がいない。大好きだったあのあったかいモフモフがいないこの冬は、いっそう寒さが身に沁みる。

だからこそ余計に、淹れたてのコーヒーや香ばしく焼き上がったトーストの温かさを、ありがたく感じるのだ。

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