犬君の超訳「源氏物語」第26巻「常夏」
犬君アタマの超訳源氏!第26巻「常夏」UP!第54巻「夢浮橋」まで完走なるか…to be continued
第26巻「常夏」
原文抜粋「五節の君とて されたる若人のあると 双六をぞ打ちたまふ
手をいと切におしもみて せうさい せうさい と
こふ声ぞ いと舌疾(ど)きや」
犬君超訳「五節の君というコジャレタ若い女御と双六をしていた近江の君は
せわしなく手をもみながら
五節に『小さい数が出ますように~出ますように~』と
めっちゃ早口で唱えていた」
原文抜粋「この従姉妹も はた けしきはやれる
御返しや 御返しや と 筒をひねりて とみに打ち出でず」
犬君超訳「五節の君も夢中になって
『大きい数が出ますように~出ますように~』と唱えながら
サイコロが二つ入った筒をこねくり回して、
なかなか振り出そうとしない」
*犬脚注:平安時代に超流行った双六は、バックギャモン風ゲーム。
二人が双六盤の区画の上に黒白各15個の駒を置き、相手の陣に早く入れ
終わった方が勝ち!交互に筒の中に入れた2個のサイコロを振ってその目
数によって駒を進める(サイコロは現代と同じ)。
犬君「おおっ、白熱バトルっ‼ 次は犬君の番だぞっ~!」