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ワインのワークショップに行ってきた

こんにちは。「楽しいことしか見つからない生活」のかずえです。

前回はコーヒーでしたが、今回はワインです。
どちらも沼にハマると抜け出せないものでしたね。
コーヒーもそんなにくわしくはないですが、ワインは全くです。
しかし、酒は好きです。小麦がアレルギーなのでビール等は飲めません。
いつもは日本酒か芋焼酎です。
ワイン飲めたら外で飲むのにも楽しいだろうなーと軽い気持ちで参加しました。

今回も市主催のワークショップです。

参加者は私ともう一人30代くらいの女性。そして、二組のご夫婦。どちらも定年を過ぎた年齢かしら?
おひとりの男性は「先生」と呼ばれていました。

私、ワインは全く分からないのですが、他の方は皆さん詳しい方ばかりで少し場違い?とも思いましたが、講師をしてくれた市内の酒屋さんの女将がとても優しく感じの良い方だったし、参加されてる方もマウントを取るような方は一人もなく楽しい時間でした。
まあ、昼からほろ酔いでしたから楽しいのは当たり前ですね。


酒舗アライの店内
反対側にワインとウィスキーの棚がありますが
参加者が写ってしまいますので

で、今回はマイナー種と言われるワイン白4種、赤4種を試飲させていただきました。

『国際品種』と『固有品種』と『土着品種』

ファッションやスイーツに流行があるように、と言ったら極端だけれども、ワインにも流行があり、使われるブドウ品種にも流行があります。

一時期、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネといった、味わいにボリュームがあり消費者に人気の出やすい品種が流行し、世界各地に栽培が広がりました。そういった品種は『国際品種』と呼ばれています。


その後、『国際品種』の人気がひと段落し、ポルトガルの多くのブドウ品種などのような、もともとその地方で栽培されてきた品種、余り他の地方で見られない品種である、『固有品種』『土着品種』に注目が向けられるようになってきました。

参照記事


なるほど、なるほど。
世界各国で栽培されてる葡萄の品種が国際品種でその土地でしか取れない葡萄や狭い地域でしか栽培されていない葡萄はマイナー品種なのですね。


お代わり自由でチーズやツナのおつまみも添えていただきました

では、今回配られたワインの説明を。



白から

①ドンナ・マルツィア マルヴジーア・ビアンカ(イタリア)
ドライでフレッシュな魚介に合うカジュアルワイン
☆マルヴァジーア種
ギリシャ原産といわれる品種で、主にイタリアで栽培されている。たくさんの亜種を持つ地品種で、総称としてマルヴァジーアの名が使われている。ふくよかで厚みのある味わいが特徴だが、栽培地方により、味わいの変化がある。今日のワインはプーリア州の優しい中にキリっとドライ感のある白。

②ラパリーガ・ダ・キンタ ブランコ(ポルトガル)
トロピカルフルーツノのアロマで、優しい酸のフルーティさが魅力
☆アンタオン・ヴァイス(アンタオン・ヴァス)種
ポルトガルの地品種で、最近までほんの一部でしか栽培されていなかった。ミネラル感のあるしっかりした味わい。ロウペイロ・アリントなどの酸味が特徴の地品種とブレンドされ、爽やかな白に仕上げられる。

③サルトーリ ピノ・グリージョ(イタリア)
青りんご、洋ナシの爽やかな香り。ほんのりビター感のある白
☆ピノグリージョ種(仏ではピノ・グリ)
「グリージョ」は灰色の意味で果皮がピンクグレーに変異したピノノワールの品種のこと。香りは穏やかで優しい酸味。厚みはあるが、イタリアでは柑橘香をフレッシュに感じるガブガブ系に仕上げることが多い。

④アイアンストーン オブセッション・シンフォニー(アメリカ)
フルーティな甘い香りにスパイシーなニュアンスの白
☆1960年にカルフォルニア大で作られた、グルナッシュグクとマスカットを掛け合わせた品種。白桃やマスカットの華やかな香り、ピリッとスパイシーな風味が特徴。アメリカ原産種ということでシンフォニーと言えば、こちらのアイアンストーンが特に有名。

で、赤。

①エラ・モンテプルチアーノ ダブルッツォ オーガニック(イタリア)
完熟プラムやチェリーのアロマ・ふくよかでジューシーな味わい

☆モンテプルチアーノ・ダブルッツォ種
イタリアの地名から名付けられた伊の保護産地呼称ワイン。以前はバルク(安めのテーブルワイン)として多く流通していたが、近年は品質向上し、DOCG産の高級品も登場。タンニン多めでフルーティーな酸味は少なめの特徴あり。

②ドンナ・マルツィア ネグロアマーロ(イタリア)
完熟ベリーのアロマで果実味豊か。適度なコクがある赤。

☆ネグロアマーロ種
伊プーリア州中心に栽培の地品種。「黒くて苦い」の意味があり、濃いめでタンニンたっぷりの赤に。チョコレートやスパイスのニュアンスある、フルーティーでボリュームある味わいになる。

③カリア マルベック(アルゼンチン)
コーヒーチョコを思わせるアロマと赤系果実の複雑なフレーバー

☆マルベック種
仏起源の葡萄で「コー」「コット」「オーセロワ」とも言う。現在はアルゼンチンが主な産地。色の濃いタンニン豊富な品種で、少しスパイシーさがある。フルボディが多いがカベルネ・ソーヴィニョンと比べるとよりフルーティーでなめらか。「黒ワイン」とも呼ばれる赤になる。

④レ・ドゥ・ヴァッシュ・ルージュ(フランス)
力強い果実味となめらかで豊富なタンニンの肉に合う赤。

☆タナ種
仏南西部の固有品種。タンニンの強さで知られる品種。ラズベリーやチェリーの完熟果実のアロマを持ち、酸も豊富でアルコール高めの赤になる。ポリフェノールの含有量が非常に多く(通常の赤の2倍から4倍)近年人気になった品種。ハイアルコールで渋みの強いイメージが、醸造技術の向上により、フルーティー&スパイシーに作られるようになり需要が高まった。

この説明は女将さんが作ってくれたレジメの丸写しです。

①から順に低価格で一番高い物でも2000円しないとのこと。
気になった方調べてみてくださいね。

私の好みは白は②番、赤は③でしたが、白のほうが飲みやすいですね。
肉々しい赤身肉を食べるときは渋みの強い赤が合うとわかります。
ホルモン焼きやもつ煮、レバにらなどの時には飲んでみたいですね。

そして、ワイン初心者の私にもう嬉しいことを教えていただきました。

もし、赤ワインで好みの味ではないものを手に入れてしまったときは
干しブドウやプルーン、デーツなどのドライフルーツをワインに入れてしばらく漬けておくとワインも入れたフルーツも美味しくなるそうです。
この時には油分や砂糖未使用なドライフルーツを入れたほうが良いともいます。
そして、秋の夜長にホットワインにしたい場合は安い赤ワインでシナモンとか入れると美味しいですって。

もう一つ。買うときに裏の原材料を見てください。
本物のワインは「果実酒」と明記されています。
そして濃縮還元果汁、濃縮果汁など明記してあるワインは普通のワインとは製法が少し違っています。
しかし、こちらのほうが甘くて飲みやすく安価なのです。

「ワインラベルが語ること」
https://www.nta.go.jp/about/council/chiri-bunkakai/190331/pdf/007.pdf

国税庁HPです。

今回の成果はこの合わないワインの対応法とラベルの見方がわかっただけでも身になりました。

何しろカタカナは覚えられないお年頃なのです。とほほ。

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