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あなたの大事な時間をできるだけ使わずに、デッサンを学ぶ方法があります

絵を描くうえでデッサン力はあった方がいい

絵を描くのに「デッサンが描けた方が良い」という意見と「デッサンは関係なく絵は描ける」という意見があります。
確かに絵によってはデッサン力が必要とは思えない領域もあります。
しかし、どんな絵を描くにしてもデッサンは学んでおいた方が良いと筆者は考えています。
まず、デッサンを学ぶことで、リアルに対象を捉える力が付きます。リアルとはできるだけ本物に近いということですね。
日本人の大多数は、絵がうまいかどうかを対象に似せて絵が描けるかどうかで判断する傾向があります。
それが証拠にSNSなどで本物そっくりに描かれている絵がアップされていると「写真のようにそっくりに描けていて神業!」とか称賛の声があがるではありませんか(笑)。
そのため、デッサンを学んでおくと、それなりにリアルに近づき周囲の共感を得られやすいうえ、確実に自信につながります。
そのうえ、デッサンのトレーニングを通して、自然に構図や表現といった造形全般に関わる能力も向上していくのです。
また、描ける絵の範囲も自ずと広かるので、絵画制作を進めていくうえでマイナスになる要素はありません。

アカデミックなデッサン学習は長期の習練が伴う

このように学んでおいた方がいいデッサンですが、その習得には時間が掛かります。
その理由はアカデミックなデッサン教育は若者を対象としたものなので、「試行錯誤」や「自分での気付き」を大事にして成長を促すという考え方が根底にあります。
また、量を描くことで質を上げてゆき、成果につなげるという発想も加わり、どうしても時間が掛かるからです。
学ぶ方としては「デッサン力は付けたいが、アカデミックなデッサン教育をやりたいわけではない」のかもしれません。しかしデッサンを教えるほとんどの先生は美術大学出身者で、自分の学んだ方法で教えるため、結果的に近いものにならざる得ないのです。

こうした状況を打破する大人のためのデッサン・プログラム

筆者は若者と大人の学びのプログラムは異なるべきと考えています。
若者には必要な「自らの気づき」や「量をこなすことによる質への転換」は十分な残り時間がある方の学び方、
残り時間に余裕が少ない大人の学び方は「時短」を考えるべきなのです。
そこで11年間関わった社会人への美術教育と自らの絵を描くことで学んだ知識を実践しやすいトレーニング・プログラムとした1冊の本を出版しました。
まさに知識と経験を「時短の知恵」に変えたユニークなデッサン本です。

大人(主に中高年世代)を対象としていますが、実は「時短」でデッサンを学びたい若者にも向いています。ただし若者はこっそり手にしてくださいね(笑)。
それと、より分かりやすくを考えて「解説動画10本付き」のうえ、今のところ「ワーク作品への講評」付きです。


丸亀敏邦の他の著作


追伸
少し筆者 丸亀敏邦(まるがめ としくに)について
書かせていただきます。

11年簡、中高年が主な対象者となっている
美術学校の責任者を務めました。
最初の9年間は美術大学学校法人が
運営していた美術学校で、
残りの2年は専門学校内に
美術部門を新しく設立して
その部門の責任者でした。
どちらも年齢に制限を持たない学校でしたので
多くの中高年の美術を
学びたい方に出合いました。
その間、1500人位の方々と
面談する機会があったでしょうか。

お話のなかで多くの方の悩みは
周囲の理解に関することでした。
個人的にも中高年から絵を描き出した
という経緯があるので、
こうした気持ちはよく分かったのです。

学校という場に来て学んていたという点で
お会いした方々は幸運な方々と言えます。
絵を描きたくても、
なかなか行動に移せない方が
まだまだ潜在的にいるのです。
こうした方々は美への関心や憧れを持ちながら
周囲に配慮する優しい方々なのです。

こうした方々に何かお役に立てないか
という気持ちでKindle作家という道を選びました。

アートは人間にとって
とても大切で人生を豊かにしてくれます。
もっと、気楽にアートを楽しめないだろうか。
人生を楽しむアーチストがもっと増えてほしい。
硬いこといわず「なんちゃって画伯」から
始めようではないですか。

そんな気持ちで
絵を楽しむ抜け道、裏技、省略、時短などなど
まともなアーチストさんには
叱られそうな内容含みの出版をしています(笑)。

しかしアプローチはいささかユニークですが、
お手に取っていただければ
「なるほど!」と得心いただけると信じています。


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