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ミモザ

 三月。ポカポカ陽気の散歩道。暖かさで桜は例年以上に早くに咲き誇る。薄い桃色の花びらが一陣の風に舞いひらひらと落ちる。儚く優雅に一枚一枚と桜が舞を舞う。桜の姿をデジタルカメラで撮影。その姿は舞姫の様で神秘的。
 桜の横で黄色い花を見つける。「菜の花?」と近づく。しかし近づくと菜の花ではない。別の花。ぱっと見た目では何の花かは分からず。一回デジタルカメラで撮影する。撮影後被写体を確認。古い西洋のドレスを着た貴婦人の様で綺麗。
 「近くの図書館でこの黄色い花を調べよう」ぐらぐらの頭の中で今日の予定を修正。立て直し組み立てる。今日の予定がないことを再確認し近くの図書館に向かう。図書館に到着。入館し植物図鑑をOPAC(オンライン蔵書目録)で検索。一〇秒以内で発見。すぐに植物図鑑がある棚に向かう。埃を被った植物図鑑を見つけ開く。一項ずつ捲り撮影した黄色い花を見つけた。そこには「ミモザ」と三月八日の「ミモザの日」について記されていた。

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