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kuroshio_168
風を感じて
私は、思い出の場所に行きたくなり、ロードバイクを走らせた。
思い出の場所。
それは大好きな人と一緒に見た海。
少しでも早く到着したくて、私は思いっきり早くペダルをこぐ。
息はきれているが、しんどいとは思わない。これから行こうとしている海に、彼女が待っているかもしれない。
そう思い、ペダルをこいだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1686752413918-IZ7S6JuRB5.jpg?width=1200)
海や空の青さ、体に受ける風が心地よい。
もうすぐで到着。
ペダルをこぐ足に力が入る。
到着。
自転車から降り、思い出の場所まで歩いた。
そこには、彼女の姿はない。
でも、笑顔で私に向かって手を降って呼んでいる姿が見える。
私はうれしくなり、彼女の方へ行き、一緒に懐かしい海を見つめた。
「きれいな海、気持ちいいね」私は隣りにいる彼女に話しかけた。
海をしばらく見て、彼女が言った「また、一緒にここに来ようね」と。
私は、うなずきながら「また誘うよ」と返した。
嬉しそうな彼女の顔が見れた。
![](https://assets.st-note.com/img/1686754522104-IlnB0IBNmu.jpg?width=1200)
でも
横には
誰もいない。
心の中で彼女に会えた。
うれしかった。
私は、ゆっくり立ち上がり、彼女とまた海を見る約束をすると
私と彼女は
それぞれの道を帰っていった。
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