映画「missing」を観て〜人に優しくありたい

今日は、ずっと気になっていた映画「missing」を観に行ってきました。
石原さとみさんが最近出ているドラマ「destiny」もとても良くて、演技も素晴らしいので期待していました。

ここからは感想ですが、ネタバレが含まれるかもしれませんので、ご注意ください。
まずは冒頭から、子供とのシーンはとても少なくほぼ回想に近くて、すでに行方不明になって探しているシーンから始まるといってもいいかもしれません。
石原さとみさんがほぼすっぴんで(それでも綺麗)出演しているのにも驚きますが、現実が厳しすぎて観続けるのが辛くなるほど。
物語が進んでいく中で、現代の問題があぶりだされていって、考えさせられます。(SNSでの誹謗中傷、テレビの過剰演出など)
それでも最後には、予告にもあるとおり光がうっすらと差していく予感がするのです。生きていくのは基本的に辛いことの連続だけれど、見落としている幸せが近くにあってそれに気づかないだけなのかもしれないなと感じます。
辛い現実は変わらなくても、時間とともにその傷も少しずつ癒えていくのかもしれません。人は少しずつ忘れていく生き物ですからね。

私にも娘がいるので他人事と思えず、娘が迷子になったこともあるのでその時の心境がずっと何年も続くのかと思うと、耐えられないし、もしかしたら心が壊れてしまうかもしれません。
だからこそ親として普段から気を付けていかないといけないな、と思いました。
そして、もし自分の身に同じことが起きたらと想像するととてもつらいですが、でもきっとそれでも生きていかないといけないと思います。
この映画を観ていて、辛いことがずっとあってそれがベースで続いているのだけれど、時に人のやさしさに触れることもあってそういうことを支えにして生きていくのかなと思います。
辛いときに触れる人の優しさってとても染みるのですよね。
この映画を観ていて、感情移入して思わず最後の方は泣いてしまいました。

辛い場面が多いのでメンタルが安定しているときにおすすめします。

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