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【2024年1月】読んだ本まとめ


こんにちは、あかるです。

ハローワークにて求職手続きを行いました。
これから短い間ではありますが、求職活動と趣味を並行して頑張っていきます。

さて、今回は2024年1月に読んだ本を簡単にではありますがまとめていきます。
最後までご覧いただけたら幸いです。


「ももこのまんねん日記」さくらももこ著 集英社文庫

みなさんご存知、ちびまる子ちゃんの作者さくらももこ先生のイラスト&エッセイ集です。
さくらももこ先生のエッセイは、周囲の面白い人々を痛快で直球な言葉で著述されており、普段活字を読まない人でもサクサク読めます。
そのため、普段本を読まない人におすすめする本です。

この本では2009年から2012年までの絵日記がまとめられています。
自宅にカラオケルームを作り(「スナックドレミ」と名づけた)友人と遊んだり、お子さん(めろんくん)のちょっとした成長に喜んだり、お酒を飲みすぎて仕事が手につかない様子を面白く語っていたり…。
漫画やアニメでのちびまる子ちゃんの面影を残しつつ、大人の自由や役目を背負ったさくらももこ先生の日常にほんわかしてサラッと読めました。

私がこの本を手に取った理由として、2011年3月の東日本大震災についての著述を読みたかったからです。
私自身も中学生の頃に被災し、価値観も多く変わりました。
今年も年明け早々に能登半島での地震もあり、当時のことを振り返ることもありました。そこで、震災当時の状況を書いているエッセイやコラムを読むことにしました。
その中で書店に行き、新刊として陳列されていたのがこの本です。
実際に、さくら先生が地震の揺れを感じる描写や、被災地の状況に憂いを帯びる描写などが作中にあります。その中で私は震災当時のことを思い出し、今自分が何をすべきかを考えるきっかけにもなりました。
微力ではあっても募金をしたり、被災地の名産品を購入したりすることで被災地を応援することが大事だと思い、読み終わってすぐにネットで募金を振り込みました。

「中山七転八倒」中山七里著 幻冬舎文庫

「作家刑事毒島」「護られなかった者たちへ」で知られるミステリー作家中山七里さんの日記形式エッセイです。
中山七里先生は著作も楽しんでいた時にYouTubeで密着企画の動画を拝見し「なんだこの面白い人!!」となり、より深く先生を知るためにこの本を購入しました。

作中では文学界の厳しい状況に辛辣な言葉でぶった斬り、「シン・ゴジラ」や「この世界の片隅に」をはじめとした映画を楽しんだり、「眠気覚ましにいい」と言って治療後の歯の痛み止めを受けとらなかったり…。
傍目から見ていたら面白いけど近くにいたら厄介そうな(失礼)中山先生の日常やその際の心境などが痛快に語られていて面白かったです。500ページ以上のボリュームある内ですが、読む手が止まらなくなり一気に読みました。

上記のYouTubeでも分かるのですが、この人睡眠を殆どせずに執筆や映画鑑賞を続けているんですよね…。作家さん凄いとは思いつつも、健康のために規則正しい生活を送ってほしい気持ちもあって、そういった面でハラハラしながら読めるのもまた面白いです。

「オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題:「あなたは自分を利口だと思いますか?」」ジョン・ファーンドン著 小田島恒志訳 河出文庫

「蟻を落とすとどうなりますか?」「あなたならリンゴをどう説明しますか?」「なぜ世界政府はないのでしょうか?」---。
一見「ハァ?」と思う質問、これらは名門大学の入試面接で受験生に問われたものである。
それらに対し、物理学・哲学・経済学などの多種多様の学問の観点から解いていく「解答付き問題集」です。

単純である反面、いざ解答するには戸惑う問題に真摯に向き合う面白さ、模範解答を理解したときの爽快さは他のエンタメよりも格別でした。
自分の頭で「考える」ことに特化しており、自分なりの解答をもつことの大切さを痛感しました。
普段興味の薄いものはサラッと流し読みする私ですが、この本は1つの質問に5~6ページ程度で解説しておりどの質問も集中してじっくりと読むことができました。

個人的に一番印象深いのが「あなたにとって悪い本とはなんですか?」という質問とその模範解答です。
「悪い本」を考察していくなかで本の存在意義について考えることもでき、より読書に真摯に向き合う姿勢を作ることが出来ました。

昨今では何かと難しい問題に「正答」を求められる時代に、「自分自身で考える」ことは重要です。
しかし、現代の教育(学校・社会問わず)ではそれがおろそかになりつつあると感じます。
ぜひこの本で「自分自身で考えて答えを出す」ことを意識してみてはいかがでしょうか。

終わりに

2024年1月に私が読んだ29冊のうち、3冊を取り上げてみました。
こうしてみるとエッセイなどのノンフィクションばかりでした。
(ミステリーなどの小説も読んでいますが、比率としては少なかったです)

先月は読書以外にも趣味に時間を設けることが多く(資格取得の勉強したり、ナンプレやクロスワードをしたり、懸賞応募のためのハガキを書いたり…)月間平均読書量を比べて少なかったです。

今月はもう少し読書に時間を割いて、(1つの棚を占領している)積読消化に励みたいです。

それではみなさん、より良い日々をお過ごしください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。



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