社内ニートの備忘録⑩〜社内ニートでも転職活動していない理由〜

これまで自分の嫌なことがあったら転職をしてきた。
入社したら約束の雇用形態と違ったり、承諾した給与額ではなかったり、理不尽なことが理由ではあるが、そんな会社を選んでしまったのは自分だし、転職をしたのも自分自身。

今の会社も、入社後に知らされた自分ではどうすることもできない理不尽なこともあるが、それが嫌で辞めてしまったら、また同じことの繰り返しになってしまう。

今までの自分は会社に対する不満を上げて、それを解消してくれないから転職を考え始めていた。

今年の初めにも一度転職活動を行い、某食品メーカーから内定を貰うことができた。

しかし、これまで多数の転職をしてきた自分の勘が「今ではない」と言っており、ギリギリのところで転職することを断念した。

転職して違う環境に移ることは、自分のメンタルをリセットできるし、良いことだと思う。
転職を断念した食品業界にしても、当初は自分が納得できる志望動機があったし、その会社で頑張ろうという気持ちが強かった。

今は思うことは、その志望動機は結局「その会社に入るために自己暗示をかけて作り上げていた1つのストーリー」だということ。

最近も、「社内ニートで暇だし、自分を必要としてくれる会社で活躍した方が充実した生活を送れるし、転職しよう」と思っていた。

それでも転職を踏みとどまっている理由は、

「転職しても会社に勤めるということは変わらない」

ということにモヤモヤしているからである。

転職をすれば環境は変わるし、現状よりも好転することもあるとは思うが、その反面また悪いことが起こるというリスクもある。

つまり、僕の場合は、職場を変えることが人生をより良いものにする解決策になっていないのだ。

「暇だから忙しい環境で会社に必要とされたい。」

僕と同じ様な社内ニートの方がいるなら、一度はこれを考えたことがあるだろう。

しかし、常に忙しい会社も経験した僕からすると、忙しい環境に身を置くと、暇な仕事に就きたいと思う。
隣の芝生は青く見えるのだ。

忙しい環境に身を置くことで、せわしなく働き、考える時間を無くすことで、充実していると自分に言い聞かせているだけかもしれない。

会社を変えても結局は会社員。

①おじさんになるまで同じ毎日を繰り返すのが嫌な自分

②会社員として、自分なりに本気で打ち込む納得ができる仕事がしたい自分

今、社内ニートという暇な時間でいろいろなことを考える。
「自分が本当にやりたいこと(仕事)はなんなのだろう」
やはり、これを一番考える。

これが見つかれば、転職してそれが叶えられる会社に入ればいいが現状それが見つからない。
本当にやりたいことが見つかれば会社勤めでも、自分に納得して働くことができると思う。

今は、自分のやりたいことを作る(見つける)ためにプライベートの時間で自己研鑽に励んている。

先日、Abeamの番組で「ひろゆきを世界の果てに放置してみた」の様な番組を視聴した。

アフリカの村で暮らす現地民が、
「仕事にやりがいはいらない。家族を養うためだから、お金さえ稼げればいい」
と言っていた。
やはり守るものがるということはそういうことなのか?僕は独身だから分からない。

仕事にやりがいを見出そうとしている自分は、心にも金銭的にも余裕があり、恵まれている環境にいるのかもしれない。

しかし、恵まれているから幸せだとは限らない。そのアフリカで暮らす人は、日本と比べると決して恵まれている環境とは思えなかったが、幸せな生活を送っていた。

逆に僕は、明日が保証されている安全な環境で暮らしているが、どこかモヤモヤした感情があり、幸せながらも自分に不満を抱いている。

上を見れば上があるし、その逆も然り。
他人がどうとかは関係なく、自分の人生をどうしたいのかが重要だ。

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