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AIっていったい何のことなのか

こんにちは
経済学AI研究会 マシンエコノミクスの代表のSです。

二回目の今回はAIについて書こうと思います。

AIとは

AI, AIと近年はよく耳にしますがいったいAIとは何なのでしょうか。私が調べた範囲で書いてみようと思います。

AIとはもちろんArtificial Intelligence、つまり人工知能の略なのですがそもそも人工知能という言葉の定義が曖昧なようです。いったいどこまでが人工なのか、例えば人の脳細胞を培養してできたものは人工と呼べるのか等、これを考えるのは大変そうです。

また知能とはどの程度のものを指すのか、何ができれば知能と呼べる水準なのか、これも大きな疑問です。

そんな訳で具体的な定義は定まっていないようです。

しかし人工知能の分類方法はいくつかあるようです。

たとえば強い人工知能と弱い人工知能という分類です。

強い人工知能は人間のもっているような知能をそのまま模倣するようなものであり、映画やアニメ等に出てくるような自我を持ち、自分で考えたり感情を持ったりするような人工知能です。
笑ったり泣いたりする疑似的な人間のようなイメージです。シンギュラリティを引き起こしたりターミネーターのように人間を滅ぼしたりすると言われるのはこちらですね。こちらはまだ作られていないようです。

それに対して弱い人工知能は人間の行動や知能の一部だけを模倣する人工知能で、特定の作業しかできません。こちらは機械やプログラムというイメージでしょうか。近年話題のAIはまだこちらに属するもので、本サークルが扱うのもこちらの人工知能でしょう。

他にも人工知能の発展段階に着目した分類や対象分野に着目した分類などもあります。


人工知能ブーム

さて人工知能関連の技術が発展するにつれてそのたびに人工知能ブームが巻き起こったようです。
1950年代に第一次人工知能ブームが起きました。この時のAIはボードゲーム等の狭いルールの問題は解くことができましたが複雑な状況、問題には対応できませんでした。

第二次人工知能ブームは1980年代に起きました。大量に知識を詰め込めば人間のように問題に対応できるという考えで研究されました。エキスパートシステムというものが代表で、これはひたすらyes、noを繰り返していけば病名が判断できるというようなタイプのものです。しかし当然、事前に人間がプログラムをしなければならないため別にAIが自分で考えているわけではありません。情報を詰め込んだり更新したりすることが大変でまだまだ不便で融通が聞きませんでした。

そして現在が第三次人工知能ブームです。大量のデータの収集や蓄積が可能となったこと、巨大テック企業の提供するクラウド上で誰でも膨大な処理をこなせるようになったこと、機械学習の手法が発展したことなどがきっかけと言われています。

以上、AIと人工知能ブームについてでした


次回は機械学習について書こうと思います。

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