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ずっと漂って4

ずっと漂って1
https://note.com/cute_lilac426/n/nf340df7c6336

ずっと漂って2
https://note.com/cute_lilac426/n/n09a6e14f0c3

ずっと漂って3
https://note.com/cute_lilac426/n/n1cb5d6ee6a50

いつの間にか布団に入らないでうたた寝してた。

うわ、さむっもう仕事行かなきゃな。

もっと自由に振る舞いんだけど、まあ生きてるだけでお金がかかる。

一時期働いてた仕事が高給で、金に困らなくなり仕事をしてなかった時代があったが、やっぱり怪しまれるからめんどうだけど働くことにした。

わざわざ1Kに暮らしてるのも、こんな見た目が若い女がっていうより子供に近い女が一軒家買って住んでたら、うるさい人はうるさそうだ。
分譲の方が最終的に安いんだろうなぁ、あぁでも私時々引っ越さなきゃいけないんだった、引っ越しだり〜。
電車の窓見ながら、そうため息ついた。

んで私みたいな立場の人達は、どうしてんだろうなーそうやって歩いてた。

街は通勤客でごった返す。

私みたいな人達はネットで探しても当然いない。

もっと生活とかどうしてんだろ、私よりも自由に生きてる人達もいるのかなあ。

人混みの中で私はそんな気持ちでいっぱいになった。

ここらへんもむかしは、淋しくて気持ち悪い湿地帯だったけど、こんなに栄えるとは思わなかったなぁ。
ここにいる皆んなはこのことは知らないんだろうな、そう思いつつiPhoneのコードレスイヤホンをつけて今では古いと言われる音楽だけど耳馴染みがよく安心できる曲を聴きながら歩いて地下の階段を降りて行った。

つづく

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