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幼児学習と習慣③宿題を週何回させるか問題



前回述べた通り、ようやく理想の教室と巡り逢えた我が家。

次はとうとう具体的にどう勉強を進めていくかを決める段階になった。

公文の宿題事情

早速入塾手続きを行なった。

そこで受けた説明で、まず驚いたのは実は公文の宿題は毎日でないということ。

基本、週2回教室へ通うのだが、教室へ通う日は宿題は出ない。
そして、日曜も宿題を出すか否かを選択できる。

もし日曜も宿題をしないをいう選択をすると週4日、飛び飛びで家で宿題をするということになる。

え?
そういう頻度で宿題をすることは逆に幼児にとっては、苦しむ因にならない?
という疑問が私の心に浮かんだ。

4歳児に公文に通わせ、宿題をさせる目的

なぜその疑問が私に生じたか。それは、私が4歳の息子を公文に通わせようと思った動機に関係する。

昨年老舗インターを受験し、最終試験(screening)まで進めたものの、ご縁がなかった我が家。
夫は、自身の人生を中学受験で切り開いてきた受験強者であるが故、息子の人生も全て受験ありきと考えている人。

小学校受験はしないことと決めたものの、
やはり勉強は早くからしっかりさせないと、という価値観(焦り?)が夫に強くあるのも事実だった。
そのため、何か幼児時代からも勉強をさせたい、どこにしようかというのが
インター受験後に生じた毎晩私たち夫婦の話し合いのテーマであった。

そこで良い公文教室を見つけた私は、同教室に通わせることを決心する。
けれど、それは良い成績を取らせること、
将来受験に有利になるとかいうのは二の次三の次の目的であった
(私はむしろそこには重きを全く置いていなかった)。

私が目標としたのは
『人には毎日やらねばならないことがある』
という感覚を息子の生活、年齢に則した形で習得してほしい、
ということであった。

息子は一人っ子。
幼稚園も、素晴らしい自然環境の中、
全力で一日集中しながら遊べる自由教育の園
(といっても、先生方は文科省の教育要項を
しっかり遊びの中で具現化してくださるプロフェッショナル集団のため、科目こそないものの、大切なことを沢山子供本位で教えてくださっている)。

要するに、息子は一日中自由でほとんど我慢することなく、
自分のやりたいことをやり切っている生活を送れているのである。

兄弟喧嘩で日常の中で摩擦があるわけでもない。
両家のじじばばからはダダ漏れの愛を一身に受けてこの世を謳歌しまくっている。

それだけの毎日もそれはそれで素晴らしい。
しかし、息子の父は受験ありきの価値観の人。

夫の受験人生の努力を否定する気はさらさらない。
その努力は凄まじかったのは私にも伝わってくる。
その努力の上に今も一層努力を重ねて仕事をエンジョイし、
さらに挑戦している姿には敬意と感謝しかない。

そんな父親を持った息子も遅かれ早かれ、
やはり受験をしなければならなくなるのが今から想定できる。

ならば、勉強を「義務的に無理矢理させる」のではなく、
「1日の中でほんの少しやるべきことをやる」と習慣的に身につけてもらおうというのが私の公文を始めさせる目的であった。
お風呂に入るように、トイレに行くように、食事を摂るように、
毎日の習慣として当たり前のやることの一つに、机に向かって勉強することを加えたい。

え、それって義務的or無理矢理させるのと同じじゃないの?
と思った読者の方もいるかもしれない。
この違いはまた次の投稿で説明することにする。

『公文の宿題で学習習慣を会得する。』
これが私の目的であった。


幼児学習と習慣

本題に戻るが、公文の先生から
「宿題を出す日数、どうされますか?」
と聞かれた私。

宿題を習慣化させたい。
毎日やる方が、息子は習慣化しやすく、もし隔日にすると
「今日はなんでやらなきゃいけないの?
今日はなんでやらなくていいの?」
と雑念を沸かせてしまうのが母親としてわかっていたこともある。
そして、ピアノの練習と同じで、毎日やれば身につきやすいし習得したものをさらにレベルアップしやすくなる。

私の答えはただ一つ、
「毎日出してください。なので、週7回分お願いします。」

え!と驚く先生。

え?本当にそうなさるの?
はい。

こうして我が家で公文学習が実働し始めたのである。

さて、どうやって4歳児に無理矢理ではなく、勉強を習慣化させてさせるのか。
次の投稿へ続く。

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