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息がしやすくなったこと。

ずっと自分が許せなかった。

体調の波があって休んでしまうこと、
そのことで業務を他の人にしてもらわなきゃいけないこと、
長時間働けないこと、
そもそもできない業務があること、
総じて仕事ができないこと。


もう、挙げればキリがない。
自分の体力、知力、能力、どれもなくて劣っていることがイヤでたまらなかったし、仕事をしていてもどこか苦しくて、申し訳なく思っていた。


そんなとき、ある方の文を読んでいたら
ぽんっと文字が浮かび上がって見えた。


「できなかったことをゆるす」



この一文に、私は光を与えられた気がした。

私には、「できなかったことをゆるす」選択肢が全くなかったからだった。思えば、常に自分の首をしめているような状態だった。結果は変えられないのに、体調が悪くて休んでしまったことをひどく後悔したり、他の人が代わりに業務をしてくれたことが申し訳なくて、中途半端に休むなら、いっそのこと仕事を辞めたいと思ったりしていた。当然ながら、働いていても引け目を感じていたし、苦しかった。

でも、できなかったことをゆるす、という選択肢を得てからの私は、自分の首をしめていた手をゆるめるがごとく、息がしやすくなった。この言葉を知らなかったら、私は今日も一日中苦しいままだったと思う。


この言葉に出会えたことに、本当に感謝している。


私は、この言葉を大切に手帳に書き込み、
忘れないようにしようと思う。
息がしづらくなったら、
いつでもまた、ここに戻ってこよう。

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