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好きなものは、本、映画、シール、スキンケア。そして、好きなことは、文章を書くこと。気ま…

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好きなものは、本、映画、シール、スキンケア。そして、好きなことは、文章を書くこと。気ままに文章を綴っていけたらと思います。

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    画像を使用してくださった記事をまとめています。嬉しい限りです(^^)♥

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あの日の日記

赤いカバーの付いた日記が一冊、いつも本棚に収まっている。他の日記は一年が終わると何のためらいもなく捨てているのに、それだけは捨てられない。 私にとって、決して楽しかった日々ではないのに、何故か大切で、宝物で捨てることは考えたこともない。 春になると、私はある1ページを開く。 あの日、私は、私の小さな苦しい日常から突然、 切り離されるように解放された。 それと同時に何か大きなものを失った。 でも、悲しくなんてなかった。 少し心細かったけれど、空は晴れていたし、 春の日差しが

    • 水のように緩やかでいたかったのに、 今日は、どうしてかとげとげしてる。 このとげとげを口から出さないように、 コーヒーで飲み下す。 どうか1日保てますように。

      • 自分で決めたから。 だから、続けてみる。

        • 少し早いけど、新しい手帳を購入した。 買ってから、もう10月だと気付く。 そう早くもない。 今年を振り返るのは次の機会にして、 新しい年にしばし思いを馳せた。 この薄いブルーの手帳にどんな事が書き込まれるのか、楽しみでもあり、怖くもある。

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        あの日の日記

        • 水のように緩やかでいたかったのに、 今日は、どうしてかとげとげしてる。 このとげとげを口から出さないように、 コーヒーで飲み下す。 どうか1日保てますように。

        • 自分で決めたから。 だから、続けてみる。

        • 少し早いけど、新しい手帳を購入した。 買ってから、もう10月だと気付く。 そう早くもない。 今年を振り返るのは次の機会にして、 新しい年にしばし思いを馳せた。 この薄いブルーの手帳にどんな事が書き込まれるのか、楽しみでもあり、怖くもある。

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          24本

        記事

          発車のベルに急ぐ人を見守りつつ、 アイス缶コーヒーをひとくち飲む。 「今日は急がない」と、 おまじないのように心でつぶやきながら。 できないことが多いと知った日から、 できることを必死で探してきた。 今も、その途中に過ぎない。 緩急付けて、1日でも長く歩く。

          発車のベルに急ぐ人を見守りつつ、 アイス缶コーヒーをひとくち飲む。 「今日は急がない」と、 おまじないのように心でつぶやきながら。 できないことが多いと知った日から、 できることを必死で探してきた。 今も、その途中に過ぎない。 緩急付けて、1日でも長く歩く。

          今日もページを開き、 使い慣れたボールペンで 文字を綴る。 今の感情は、これからのことは、嬉しかった出来事、 悲しかったこと、目標など何でも書く。 このデジタル化の時代にも関わらず。 自分の手でしか表現できない事があると信じて。

          今日もページを開き、 使い慣れたボールペンで 文字を綴る。 今の感情は、これからのことは、嬉しかった出来事、 悲しかったこと、目標など何でも書く。 このデジタル化の時代にも関わらず。 自分の手でしか表現できない事があると信じて。

          朝、アイスカフェオレを飲みながら 今日のことを考えていた。 多くの人がそうであるように、 私にとっても気の重い1日のはじまり。 だから、帰りには来年の手帳を見てこよう。 明るいカラーの表紙を選ぶつもり。 それを頭の片隅に置いて、 少し気持ちを持ち上げよう。

          朝、アイスカフェオレを飲みながら 今日のことを考えていた。 多くの人がそうであるように、 私にとっても気の重い1日のはじまり。 だから、帰りには来年の手帳を見てこよう。 明るいカラーの表紙を選ぶつもり。 それを頭の片隅に置いて、 少し気持ちを持ち上げよう。

          お花のキーホルダー

          私には、小さな紙袋に入れたままにしたものがふたつ、ある。 そのうちのひとつは、小学生のときに友達とお揃いで買ったお花のキーホルダーだ。 ラベンダー色のビーズでできていて、小学生にしては少し大人っぽいもの。 その子とは、クラスは違ったけれど同じ同好会だった。ショートカットのサラサラな髪に、すらっと背が高く、よく委員長とか部長とか運動会の応援団をしたりする、「格好良い」女の子だった。 一方、私はというと、転校して来てから引っ込み思案になり、目立たないように静かに本を読んでい

          お花のキーホルダー

          金木犀の香りの入浴剤を入れ、 お風呂に入る。 1日の溜まった疲れがお湯に溶けていく。 オレンジ色のお湯に、私のため息を混ぜて。 いつかの日記より

          金木犀の香りの入浴剤を入れ、 お風呂に入る。 1日の溜まった疲れがお湯に溶けていく。 オレンジ色のお湯に、私のため息を混ぜて。 いつかの日記より

          夏の終わりに

          夏の終わりは、毎年私の心を悲しくさせる。 妹とジェラートを食べた日の照りつける日差しや、 お気に入りのグリーンのワンピースのサラリとした質感、お守り代わりの香水の香り、緑の風に吹かれた爽やかな気持ち、1人で食べたスイカのひんやりとした寂しい甘さ、夜のカフェで飲んだアイスコーヒーのキリリとした苦みも、 全てが「思い出」となって、過去という溜まり場に放り込まれて、いつかきっと忘れてしまう。 そのことが怖い。 だから、少しでも長く、 心に留めていられるように、 ノートに記して

          夏の終わりに

          早朝に目が覚めた。 いつもなら、眠れなくなったことに焦るけれど、 今日は、日常の中で溜まっていた、 こまごましたことを済ませる時間にできた。 こんな時間の使い方もいいなって。

          早朝に目が覚めた。 いつもなら、眠れなくなったことに焦るけれど、 今日は、日常の中で溜まっていた、 こまごましたことを済ませる時間にできた。 こんな時間の使い方もいいなって。

          続けることに何の意味があるのか。 でも、意味とか考えなくていいんだと思う。 私が、続けてみたいって思った、 ただそれだけで、きっと充分なんだ。

          続けることに何の意味があるのか。 でも、意味とか考えなくていいんだと思う。 私が、続けてみたいって思った、 ただそれだけで、きっと充分なんだ。

          道が途絶えないように。 山あり谷ありだけど、歩き続ける。 きっと、小さくても、 私にも何か役割はあるはずだから。 できること、するだけ。 今日も明日も。

          道が途絶えないように。 山あり谷ありだけど、歩き続ける。 きっと、小さくても、 私にも何か役割はあるはずだから。 できること、するだけ。 今日も明日も。

          それを見つけることは、 私にとって、 どこかに落としてきたイヤリングを見つけるくらいに大変なこと。 その小さな小さな輝きを、 この手ですくい取ることができたら、 少しは変われるだろうか。

          それを見つけることは、 私にとって、 どこかに落としてきたイヤリングを見つけるくらいに大変なこと。 その小さな小さな輝きを、 この手ですくい取ることができたら、 少しは変われるだろうか。

          ピアノの音

          ずきずきと痛む頭。 それに誘発されて、 次々と思い出したくないことが蘇り、 頭の中を占めていく。 ころころと転がるように 暗い記憶が出てくる。 止められない。 気を紛らわすために開いた音楽、 ピアノの奏でる静かな音色。 耳を傾けていると、 かすかに、黒い雲が砕かれていくのがわかった。 ほんの少しずつ、黒い欠片が落ちていく。 それは全てが消え去らなくてもいいんだ、と ささやくように私に教えてくれる。 大きな黒い塊が、 ピアノの音で砕かれ、丸くなっていく。 それでも、いいんだ

          ピアノの音

          その悲しさを知っている。 だから、寄り添える人になりたい。 できることを見つけて、 できなかったことは許して、 温かい心を持ちたい。

          その悲しさを知っている。 だから、寄り添える人になりたい。 できることを見つけて、 できなかったことは許して、 温かい心を持ちたい。