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気まぐれ短歌その15 2024.05.28

[いっぽんの小花を愛でるように読む「綺麗ね」だけであらわす歌評]

歌評のセンスがない。
いや、短歌のセンスだってないに等しいものだが、歌評はどう書いていいのかさらに分からない。
別のサイトで歌集の感想を書いたりもするが、苦し紛れに的はずれなことを力説してるような気がしてならない。
だったら、やめればいいものだが、様々な入門書で「歌を読むことは詠むことに直結する」みたいなことが書かれており、歌がうまくなりたい私はけっこう無理やり言葉や感想をひねり出している。

でも、最近ちょっと思ったのだが、短歌の読み方って、深く歌の世界に潜るように読まなくてもいいのではないだろうか。
一本の小花を見て「綺麗ね」というように、一首の短歌や一冊の歌集を読んで「綺麗ね」という一言でもいいんじゃないだろうか。
分析し、分解するやり方でもいいのだけど、ただ愛でるだけでも心は豊かになれるのではないだろうか。

そう考えたらちょっと楽になった。

これっていろんな物事に通じる気がする。
深く広く潜れ、と、強いられる、少なくとも私はそんなプレッシャーを感じているこの時代。
地頭が良くなく、基礎となる教養もない自分がどうサヴァイブしていくか。
たぶん、いろんなやり方がある。
いろんなやり方が。


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