見出し画像

エッセイ 私の好きな番組 葵徳川三代 ケイゾク

#好きな番組
というお題があったので書いてみたのだが最近めっきりテレビを観なくなった。以前はBSでアニメをよく観ていて毎晩録画したのを二、三本観ていたのだか最近は食わず嫌いとなり…。
なので私の好きな番組というとほぼ90年代の番組ばかりが思い出される。
JPOPが90年代が黄金期と言われるようにテレビ番組もそのころが一番面白かった気がする。
まずバラエティーで最初に思い浮かぶのは進め!電波少年だ。
今では考えられないほど体を張った番組だったとおもう。
猿岩石がユーラシア大陸横断ヒッチハイクをしたのもこの番組だったようだ。
よくもまあユーラシア大陸をヒッチハイクで横断したものだ。
今思えば暴漢に襲われたり病気になったり事件に巻き込まれたり死んでしまってもおかしくないような冒険だった。
そして松村邦洋はアラブの豪邸のプールで泳ぐという企画で砂漠中々で車がエンストし遭難。もっていた水のペットボトルもなくなり脱水症状で干からびでいきあと少しで死ぬかもしれないところで仲間の救助隊が来たり。
今はすっかり人気者の出川哲朗はロサンゼルスで娼婦を更生させるという企画で美人局に引っ掛かり黒人のマフィア数名に拉致され英語で「明日、殺すぞ」と言われ「イエス」と言ったら頭がおかしいと思われたのか釈放された。
もしあの時出川が「ノー」と言っていたら運河で死体となって発見されたかもしれない。
松本明子はパレスチナ解放機構のアラファト議長と兵士に銃を向けられながらバグしててんとう虫のサンバを歌ったりすごい番組だった。

他にバラエティー番組で面白かったのはたけしのテレビタックルだ。ちょうど小泉内閣時代に見はじめたのでとても政治や社会の勉強になるいい番組だった。
何せハマコーが国会議事堂の廊下ですれ違いざまに賄賂を渡したなんて暴露していたり、ヤクザ時代の思い出で親分にあっしが気に食わねえやつを消しましょうかって言ったらその気に食わねえやつはハマコー自身だなんて面白いことを色々話していたようだった。
政治評論家の三宅久之さんと口論になり最後はハゲと言ってみたり。
田嶋陽子さんとのバトルも面白かった。
そんな個性的なゲストをまとめるあげる司会の阿川佐和子さんの聞く力がすごい。
同じスタッフで年末にやってるたけしの超常現象スペシャルも面白い。
超常現象肯定派否定派に別れて議論するのだが大体肯定派のほうが旗色が悪く鳥避けの凧を妖怪エンゼルヘアーなんて言ってみたり、宇宙人の声を録音したテープがあるというので流してみれば「ワレワレハウチュウジンダ」なんて片言でスタジオ大爆笑。
心霊映像もほどんど合成で10個のネタのうち本物っぽいのは1つあるかないかだった。
大槻教授の火の玉、鬼火の正体をプラズマだと解明したのは素晴らしい業績だ。火星の人面岩も本当に光の角度で顔のように見えるというのを実演して見せてくれて腑に落ちた。
今年もやってくれるだろうか。
たけし関連で言えば世界まる見えも面白い番組だ。
特に印象に残っているのはアメリカで重度の障害のある人々の生活。
生まれつき手を欠損した男性が足で釣竿を握って釣りをしたりキャンプをしたり。
アメリカは色々な問題を抱えた国ではあるけれどもあのような重い障害を抱えた人々が自分らしく暮らしているのはさすがアメリカだなあと感動させられる。
世界の面白動画では猫が赤ちゃんにネコパンチをしている動画で爆笑した。
 
大河ドラマではやはり葵徳川三代がナンバーワンだとおもう。
子供心に冒頭の関ヶ原のシーンは手に汗握りドキドキしたのを覚えている。
特に印象に残ったシーンは関ヶ原で島津義弘が突撃して徳川陣の前で勝鬨を上げるシーン。
戦国の息吹に魂が震えた。
関ヶ原のシーンは大河史上最大規模の撮影。
1次ロケはエキストラ260人、馬60頭。旗は4000本。2次ロケに投入された馬は延べ550頭に上ったようだ。
重厚なテーマ曲もいいしジェームズ三木の脚本もよかった。
そしてなんといっても奇跡のキャスティング。

徳川家康=津川雅彦。石田三成=江守徹。島左近=夏八木勲。福島正則=蟹江敬三。大谷吉継=細川俊之。黒田長政=山下真司。島津義弘=麿赤兒。本多忠勝=宍戸錠。井伊直政=勝野洋。淀殿=小川眞由美。お江=岩下志麻。高台院=草笛光子。毛利輝元=宇津井健。片桐且元=小林稔侍。豊臣秀頼=尾上菊之助(5代目)。徳川秀忠=西田敏行。

とざっとキャストを並べただけでいかに俳優のオールスターが勢揃いしたかが分かるだろう。
蟹江敬三なんて福島正則の生まれ変わりとしか思えない。
細川俊之の大谷吉継は最期の場面夢にまで出てきそうだ。
西田敏行の秀忠がほぼ釣りバカ日誌のハマちゃんなのはご愛嬌。
もうこのようなキャスティングが不可能だとおもうと本当に奇跡の大河だとおもう。 

引用YouTuber


ついでドラマ部門。
海外ドラマで一番ハマったのはXファイル。モルダーとスカリーは今でも理想のカップル。
モルダーのように情熱を持って様々な超常現象を解明していく姿にロマンを感じ自分もそうなりたいと思ったものだ。
最後に日本のドラマで一番印象に残っているのはトリックなどで有名な堤幸彦監督のドラマ「ケイゾク」だ。
中谷美紀、渡部篤郎主演。刑事物なのだが他の刑事物とは一線を画する。
フラッシュバッグを多用した斬新な演出。
なんと言っても渡部篤郎が演じる真山徹というキャラクターが唯一無二の魅力を放っている。
中谷美紀演じる柴田純は東大出の天然な天才。決め台詞は「あのー、犯人分かっちゃったんですけど」
なおテーマ曲のクロニックラブは坂本龍一作曲中谷美紀作詞の隠れた名曲だ。
坂本龍一作曲の中谷美紀のアルバムはどれも名曲ばかりなので御一聴をお勧めする。
引用YouTuber


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?