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仕事の潤滑油?・ほうれんそう


ほうれんそう、と聞くと60歳以上の方々は「あぁ~ポパイのアレ
ね。」と答えが返ってくる。
高度成長期の日本の経済界や産業界、企業を動かすキーワードの1つがこの
「報告・連絡・相談」でした。

私は大学を卒業してから、家電メーカーのセールスマン、保険の外交委員
建築営業マンとして38年間、営業畑で売上や成績の為に粉骨砕身していました。その中で経験したことや、考えた事を書きます。

「報告・連絡・相談」の意味は?と質問すると「社内で仕事を上手く回していくルールだよ。」と答えが返ってきます。本当にそうでしょうか?
その答えは、トップの人間や上司や幹部連中の考え方だと思います。
私の考えは少し違います。

ベクトル図を上下左右に切ると、上から下へは情報が下りてきます。
つまり、トップの人間や幹部、上司から部下へ戦術や決定事項などの情報が流れます。それに対して下から上には、部下から上司へとその報告がなされます。
左右ベクトル図の「連絡と相談」は対等な立場だと考えています。

「報告」に話を戻しますが、報告とは、進行途中の状況や問題点、課題
解決策等を上司へとフィードバックしなければなりません。
私の周りでもこの様な状況がよく聞かれましたしまたし、私にも降りかかって来ました。
『何で私に報告をしないんだ。』『そんな事、私は聞いてないぞ。』
『君は責任を取れるのか?』と。
その時にちゃんとメールや報告書として日時を入れて形に残していれば、部下であろうと上司に対して、『その件は報告済みですよね。』と堂々と返すことが出来るはずです。

結論を言うと上司の考える、部下からの『報告』とは、中間報告や問題点や課題に対して早ければ早いほど、次の手や解決策を検討できる。
所謂、計画やプロジェクト企画、案件等を上手く回して行く『潤滑油』になります。
しかし、部下が考える上司への『報告』とは、『自分を守る事』に尽きると考えます。つまり、報告した時点で責任が部下から上司へと移動するからです。なので、この事は計画や企画が大きければ大きいほど、また、報告を依頼されたら臨機応変に上司への報告を怠らないことです。
責任を上司へと渡すことなのです。


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