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北海道から北陸へ       幸せ探しの一人旅                                                                             北海道           10/2(1日目)                


10/2
苫小牧から太平洋フェリーに乗船





太平洋フェリー営業所へ

今、苫小牧東の高速道路を降りようとしている。ついに今日という日が来た。北陸への旅の幕開けである。
今回は東北、信越、北陸へ行って北海道へ戻ってくるルートである。



3時過ぎ、太平洋フェリー苫小牧営業所に到着。玄関の自動ドアが開き階段を降りて左の受付に行った。車検証を提示して乗船受付の用紙に記入。イオンカードを提示したので1割引の25700円で乗船券を購入できた。

フェリーの近くの埠頭に車を停車させ5時30分まで待機するように言われた。


太平洋フェリー苫小牧営業所
カウンター



辺りがだんだん暗くなっていく。空が茜色になって行き高揚感が次第に増してくるのを感じる。前列の車が動き出した。どうやら乗船のようである。

きたがみ2
船内へ



きたがみ2に乗船

上り坂の通路を潜り抜け、大型トラックの後ろにつける。カシャという輪止めの金属音が館内に鳴り響く。



船内の中央にある階段を登り上階に進む。
全長192.5メートル。幅27メートル。13694トン。旅客定員は535名である。


その巨漢の船の6デッキに到着。672の25番の個室ベットにやっと腰を落ち着ける。

各個室への通路
25番の個室ベット



お腹も空いてきたので、あらかじめ買っておいたローソンの弁当と野菜ジュースで夕食をすます。ちょっとご飯が固かったのが残念。

お腹も満たし、少し落ち着いてきたので上階の7番デッキに探検に行くことにした。バイキングレストランや大型テレビもあり休憩するスペースも広い。

休憩スペース




奥の方に甲板の扉があったので外に出てみる。太平洋フェリーの営業所や港や苫小牧の街灯りが小さく瞬いで見える。北海道とお別れの時刻が迫ってきている。船のエンジン音の鼓動がドキドキ感を増す。


フェリーの甲板
遠くに苫小牧の灯り




船内に戻り、気になっていた大浴場へ行く。浴室に入ると大きな円形の泡風呂浴槽があり身体の芯までつかる。新しく清潔そうでとても気持ちが良い。窓を見てると徐々に陸地が遠ざかっている。お風呂の中で風景が移動する。こんな光景は初めてだ。


さっぱりとした。喉が乾いたのでビールを買って個室ベットで飲むことにした。



実は早期退職したのは今日という日を向かえたかったのが一番の要因なのである。働いていた時は数日の連休もなかなか取りずらかった。やっと自由になれた。
今回は北陸、信州、東北ブロックを車中泊もしながらの一人旅。幸せなのかな。
幸せとはなんだろう。


人によって幸せの価値観は違うと思う。心の底から「やって良かった」「行って良かった」と思えばそれがその人の幸せだと思う。

太平洋の上で家族に感謝しながら充実感にいつまでも酔いしれていた。

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