🇲🇼アフリカ初渡航・マラウイへ！（3/3）

○キャリア編

小学校高学年くらいの頃から国際協力・国連といったものに興味を持ち、

中高で真面目に勉強、特に英語を磨き、

大学時代には国際政治を専攻、NGOでのインターンやJICAのプログラムに参加するなど、

いわゆる「国際協力キャリア」を志向してきた私。

これまで非常に多くの方に（突撃オンライン面談を申し込み）経験を共有していただき、キャリアを考えてきました。（その節は皆様、本当にありがとうございます）

結果、新卒後のキャリアとしてコンサルファームでJICA 案件を持ったり、

NGOでアフリカの事業に携わったりとキャリアが「それなりに」前進しているように見えなくもない中・・

今回のマラウイ渡航が、一度、立ち止まってキャリアを考える大きな機会となりました。

それは、同行したColorbathのメンバーの言葉によるものでした。

放任主義の親に育てられた割に、

コツコツなんでもとりあえず頑張る、真面目タイプの私。

2年目に差し掛かるコンサルの仕事は常に「期待を超える」ことを求められ、

ロジカルさや正確な言語化、目的思考等、ビジネスチックなスキルを叩き込まれている（はず）。

それが、NGOでのインターンで組織の持続性のために不足していると感じたプロジェクトマネジメントスキルや戦略的な思考につながる、と信じて疑わなかった私。

ところがColorbathに入ると、それらの経験がむしろ足を引っ張っている気さえするんです。

そんな小難しいことより、まずは「やってみる」、現地のパートナーと「フランクなコミュニケーションをとって信頼関係を築く」。

そんなことが現場では大事だったりすることに時間をかけて気づきます。

キチキチ、コツコツ、やっては空回り。という体験したのは初めてでした。

（恐ろしいことに、あと数年コンサルで働いてからこの言葉を聞いていたら、自分の経験に固執して、この働き方を受け入れられなかったと思います。）

今回のマラウイでそんな胸の内を晒していたら、ふとColorbathのメンバーに言われたのです。

「のりぴー（私のあだ名）は、何を目指しているの？誰と戦っているの？」

確かに・・・・

そしてまた、別のメンバーにはこう言われました。

「ヨーロッパの大学院に行って国連でインターンをして、専門性をつけて・・（私が思い描いていたキャリア）。それは山道を少しずつ整備してベンツで登るようなキャリアだ。舗装された綺麗な道路だけど、他の道は通れない。投資したお金や専攻に、固執してしまうこともある。

僕たちが通っているのはランドクルーザーで森をかき分けて進む道。楽には進めないけど、どこだって通れる」

頭にガツンと石をぶつけられたような気分でした。

それで、思ったのです。

今コンサルで働いていることも含めて、自分が思い描いていたキャリアパスは「本当にやりたい道だったのか？」

社会的な通念や履歴書の見せ方、お金やプライドを全部取り払ったら・・

もしかしたら、全然違う道もあるのかもしれない。

もちろん、綺麗な道を着実に登って活躍したり人の役に立っている人もいるし、

綺麗に見えるる道も個人レベルに見たら険しくて、大変で、一筋縄ではない。

国際協力のキャリアに正解がない、というのは何十人、何百人の先輩方の話を聞いてきてわかったこと。

でも、自分の人生をかけて、

本当は何がしたかったんだっけ・・・・・

今までより一歩も二歩も広い視野で、キャリアを考える機会となりました。

とはいえ日本に戻ればクライアントからのメールが300件溜まっていて、

カタカタカタカタ資料作成をしていたら、この気持ちが薄れてしまいそうなので・・・・

備忘録的に、残してみました。