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感じたことを文字にするのは難しい。そしてそれを伝えるのはもっと難しい。

皆さんお久しぶりです
ヤマです
環境リテラシー学第3回に参加した内容について書いていきたいと思います。
前回の環境リテラシー(第2回)の僕の視点は↓ 
失敗と楽しみを自分に|cute_beetle385 #note #夏の思い出 
https://note.com/cute_beetle385/n/n89042dcae9a6

第1回↓
五感で楽しむ自然|cute_beetle385 #note #夏の思い出 
https://note.com/cute_beetle385/n/ne5a88e9274e1

また今回も他の皆さんの視点も公開されているので是非見てくださいそのマガジンは↓ 2022自然環境リテラシー学日誌|tatscan #note
https://note.com/tatscan/m/m8bd5536bd6cf

前置き

今回はいつものメンバーとは異なるメンバーで行われました。
第3回でありながら特別回でもあります。(場所は鳥羽で変わらない)ですが特別回なだけあって2泊3日で今までより1泊多いです(例のウイルスの影響で3泊4日が一泊減り2泊3日)

出発前から個人的に楽しみだったこと
・星空観察
・レッドリストについての話
・中秋の名月
・マシュマロを焼くこと
ぐらいかな?小学生にカヤックを教えるというイベントもあったのですが楽しみより緊張のほうが勝ってしまったので楽しみの中には入れていません。
楽しみにしていた事の結末はこの先出てくるのでお楽しみに

1日目

午前

前回より1時間遅い10時集合でした。余裕と思いきや鳥羽駅でバス停がどこか分からず迷いました。先程説明した通り全く同じ場所だったのですが‥間に合わなくて約15分遅れでスタートで始まりました。
初めにガイダンスを挟み鳥羽の水産実験場の岩尾豊紀さんにアマモについての話をしていただきました。
昔、人が海水を汚したりしたことで環境が悪くなっていたのを対策することで環境を改善していき少しづつ綺麗になっていったのですがそのせいでアマモの生息域が実は減っているそうです。
その理由としてはアマモは変化することを好まない海草類で海がいきなり綺麗になったことでその変化についていけなくなってしまったそうです。
浜名湖では環境の変化に強いコアマモは少し残っているのですが、レッドリストに宮城県では絶滅危惧I類となっています。

今回は初めて荷物をカヤックに載せて海へ行くことになりました。そのためにはパッキングという作業が必要になります。
パッキングとは名前の通り荷物をカヤックに詰め込むことです。(小泉構文)コツは
荷物を小分けにする。
柔らかい衣類などはカヤックの先端に詰め込むこと。
電子機器は徹底して防御すること。
荷物を小分けにするために大量のポリ袋を持っていくことをおすすめします。荷物が海水に浸からないようにするために荷物はポリ袋に入れてからパッキングするのですが、ポリ袋は1日もすればほぼ破れてしまいました。ポリ袋をたくさん持ってきておいて正解だったと思います。
僕の場合は電子機器類→ジップロック→タオル→ポリ袋と包み込んでいます。
カヤックに詰め込む量は限られており、詰め込めなかった荷物を泣く泣く置いていくこととなり、後で困る事になりました。(パッキングの写真が有ればいいんですが個人情報保護の為出さないでおきます)

荷物が小さくなるので隙間なく詰め込みやすくなる、浸水した時の被害を分散することができる、取り出したい荷物をすぐに取り出せるなどのメリットがあります。荷物の話のおまけは下に入れます。このブログにふさわしくないですがせっかく作ったので載せます。(自分が載せたいだけ)
これは個人の感想なのですが、カヤックの口はそんなに大きくないので取り出しやすさはそんなに変わってないと思います。

またカヤックの奥の方は狭いので大きいものが入らないので柔らかい物か小さいものを入れたほうが良いです。少し海水が入るかもしれないのでそのために電子機器は濡れないように心がけましょう。


朝ごはんの時にお腹を下してしまいあまり食べられなかったので昼食は朝ごはんの残り(持参)を食べ出艇です。
この日の天気は晴れ、一応曇り予報もあったのですが雲一つないぐらいの天気でした。

午後


海の景色がとても綺麗でした。波が少し荒れてるところがあって楽しかったです。
カヤックに沢山の荷物を詰めながら運んだのでいつも以上に疲れました。
近くの県で大雨だった地域もあったようですが(偶然調べている時にレーダーが見えた)こちらは晴天でよかったです。
泊まる予定だった島は臭かったので泊まる島が変更になりました。それぐらいしか話題はなく写真だけになります。
何もしなかったのかと言われるとそうでもないのですが、ずっとカヤック漕いでるだけで文字に出来ないのですみません。
行き先は答志島です。

なにかの背景に使ってもいいなー
あまり晴れてないな


夜ご飯は配られた材料(じゃがいもと玉ねぎ)で料理を作りました。
調味料を持ってきた人→美味しそうなご飯
持ってきていない人→普通のキャンプ飯みたいな構図に‥
僕はもちろん後者です!
先輩から頂いたコンソメがなければかなりまずい料理になっていました。一応キャンプ飯感があって美味しかったです。


予定表を見ると2日目のご飯が炊き込みご飯だけそうなのでマシュマロは明日へのお楽しみです。

今回の講座は一日一回講義があり今日は鈴木克章さんによる講義でした。話してくださった内容は丸木舟の実験に参加して歴史の教科書の1ページ目を変えた話など様々ありました。中でも私が特に興味を持った話はインドのガンジス川でカヤックの川下り中に強盗に襲われ、パスポートやお金を盗られた話です。この文を読む(聞く)だけでとんでもない話なのですがそれをまるで笑い話かのように話していたことにも驚きました。将来自分の苦労をこんな感じで話せるような人になりたいと思いました。他に興味を持った話と言えば鈴木さんがカヤックを初めたきっかけの話です。実はググると出てきたりするので僕のブログで知るよりは皆さんでで調べてみたほうが面白いと判断したので載せないでおきます。本当は話していた話がほぼそのまま載っていたサイトを見つけてしまい、それのリンクを貼るのは良くないと判断しました。是非、調べてみてください。そして自分が話していたサイトを見つけてみてください。

パッキングのミスで薬や酔い止め、日焼け止めをカヤックに乗せない荷物に入れてしまい、手元にないことにここで気がつきました。

2日目

午前

朝ご飯はパンでした。
パッキングして出艇したのですが、今回は大型フェリーの航路をカヤック3回目の私が渡ることになりました。
大型フェリーの波に巻き込まれるとひとたまりもないので大体2キロほど全速力でカヤックを漕ぎフェリーの波に抗いながら必死に漕いだのですが自分の腕の力のなさを痛感しました。渡り切った時にはもうバテバテに‥筋トレしようかな?

イルカ?違います


管島漁港まで波があったのでその波のお陰で満身創痍ながらも菅島に到着しました。
到着して1時間後には菅島小学生にカヤックを教える予定でした。時間がないのでかなり焦っていました。昼ごはんの醤油ラーメンの汁を海に捨てて環境破壊の一端とするのか飲み干して体破壊の一端にするのか考えましたが飲み干すことにしました。

午後

予定通り、小学生にカヤックを教えることに。軽く自己紹介を済ませた後カヤックの漕ぎ方を教えるのですが、まさかの、いつも使ってるパドルとは違う!初めて見るタイプのもので教えることになりました。いつも使っているのはブレードが並行になっているのですが今回のカヤックは60度ぐらいずれているものだったので
どう漕ぎ方を教えれば良いのかさえもよく分からず、口で説明しようとするとわからないと言われてしまいどうすれば良いのか全く分からず。
子供達はそのまま海に出ることに‥心配でしょうがなかったです。私は居残り組(座礁しかけたカヤックを海へ戻す人)だったので教えた子達がカヤックをうまく漕げたかどうか見れませんでした。
海に出ていた組の話を聞いているとそこそこ上手くいったのかなと思います。(座礁している人もそこまでいなかったです。なので時間がありかなり暇だったとも思います。)
ここでは、教えることの楽しみを覚えたというよりは教えることの責任や重要さを知ることができてものすごく良かったと思います。全体に解るように伝えることってものすごく難しいと思います。こういう経験をする機会をくださり本当にありがとうございます!

この後の自由時間でした。埠頭から飛び込むことに。(自由参加)楽しそうだったので参加。
しかしなんと眼鏡セット(サングラス、紐、眼鏡本体)を飛び込んだ拍子になくしてしまいました。視力が0.1ない私にとってメガネ紛失は死活問題です。飛び込む前にきちんと眼鏡を外してから飛び込むべきだったと思います。その後インストラクターさんにメガネを発見していただきました本当にありがとうございます!なかったら家まで帰るのが難しかったと思います。眼鏡紐を信用しすぎたなと感じています。

菅島巡りに行くことになりました。持参したお金で夜ご飯の一部を買いました。私が買ったのはアイスクリームと味の素です。全く夕飯要素はない物を買ってしまいましたが今まで食べたアイスの中でも上位に食い込むほど美味しかったです。
達成感からくる美味しさなのかな?
そのあと街探索に行くことになりました。車も通りにくい、電車やバスもほとんどないような街はどのようになっているかや先生たちがお酒を飲めるところを探そうとしているところが本当に面白かったです。
のどかな雰囲気で僕はまるで子供の頃に戻ったような気持ちで過ごしていました。
山に登ったのですが山頂(展望台)につながりそうな道を見つけたのでその景色を楽しみに登っていたら結局発電機があるだけでした。
それなのに何故か自分はこの時を楽しんでいるんだって思えてしまいました。(もっと別の場所で感じた方がいいとは思いますが)このような時間が続けばなとも思いました。のどかでした。


夕飯は先ほども話した通り炊き込みご飯でした。ここでお腹を壊してしまい、ご飯がそんなに食べれないようになってしまったのでマシュマロは明日の昼ごはんかな?
この日の講義は前回も来てくださっていた柴田さんの話でした。今回の話で面白かったのは柴田さんの関わりのあった人がカヤックで日本一周した時にたった3日間で三重から房総半島までいってしまったことです。こんなこと自転車でもできないですよね?少なくとも僕自身は無理だと思います。ですが講師のお二人とも一人で何かしらのことを大学生の間にされたので僕も何か一つはやっておきたいなと思います。

この日一つ自分の夢が叶いました。
それは夜地面にねっ転がりながら星空を見ることです。自分の好きなアニメなどでそういったシーンがあったりするので絶対一生に1回はやりたいと思っていたのでよかったです。しかも中秋の名月です!すごく綺麗な星空でした。例えば白鳥座が見れたり、夏の大三角が見れたりしました。(第一回で見たのですが)写真が撮れなかったことだけが心残りです。

3日目

最終日の朝食はフランスパン(本来は一日目の夕飯の材料)でした。
朝ご飯と昼ごはんの兼用かな?
この日はただ帰るだけなのですが個人的には一番しんどかったと感じます。メガネは見つかったのですが紐がない以上転覆したらメガネは無くなるし(自業自得)波はいつも以上に荒れていたので、すぐに切り上げることになり予定よりも1時間以上巻きました。

まとめと一応の伏線回収?みたいなもの

ここまで読んでいただいた方は、あれ?レッドリストの話はと思ったと思いますが。実はアマモが絶滅危惧種なんですよー。というオチです。僕はレッドリストの話が一番楽しみだったのですが予定変更で無くなったのかな?と。しかし3日目のパン食べてる時に予定表を見直して知りました。あれがレッドリストの話だったんだなと。思ってたのとなんか違うような違わないような。とマシュマロを頬張っている僕は思い返しています。

今回もメガネを落とすという後先考えていない行動のせいで多数の人に迷惑をかけてしまい申し訳ないと思います。今後きちんと考えてから行動するように心掛けます。
今回実はカヤックをぶつけまくっていたのでぶつからないように漕げるように心掛けねいきたいと思います。

最後に

菅島小学校の方々にカヤックを教えたのですがそちら側の内容は
↓URL youtube 
https://m.youtube.com/watch?v=eGDAnJDKjdU
ブログ
https://sugashima.net/blog/2022-sea-kayak/amp/

にあります!是非見てください!
最後にこの実習を準備、サポートしてくださった方々、小学生にカヤックを教える機会を下さった菅島小学校の方々、この実習を開講してくださりそして最後まで片付けを行ってくださった先生、インストラクターさん、リーダーさんの方々、そしてアルガフォレスト代表の柴田さん、鈴木克章さん本当にありがとうございました!

前回は書き忘れてしまいましたが読んでいただきありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします!(確か全部で5回)

おまけ

荷物を小分けにする理由として小分けにするのとしないのを比べるとしている方がたくさん入るからと話しました。でも袋がぐしゃぐしゃだと袋の体積の影響で荷物が入る量が少なくなるのではないかと思い大学1年生レベルの内容で考えてみたいと思います。(頑張れば高3の理系ならできると思います。)
カヤックの荷物を入れるところを球(1×1×1×4÷3×π)と仮定します。その中に底面が正方形の四角錐を入れる時(数と大きさは幾つでもいい)1つだと限界は64/81(問題は2019年前期京都大学過去問数学理系)となります。
B1~4は正方形なので、同一平面上にある。その平面Sで球を二つに分割し、それぞれの立体をC1,C2(C1≧C2)とする。この時、C1は球の中心Oを含む。四角錐の体積は底面積が等しい時は高さに比例するので、C1内の最大の四角錐C'1とC2内の最大の四角錐C'2を比較すると、C'1≧C'2となる。よってC1の表面にAが存在する。ここで、四角錐AB1B2B3B4の高さとは平面Sと点Aとの距離となる。その距離は点Aから平面Sへと下ろした垂線と平面Sとの交点を点Hとして平面Sと点Oとの距離をxとすると、x+cos∠OAHとなり、∠OAH=0の時最大値x+1をとる。よって点A,点O,点Hはこの順に一直線上に並ぶ。四角形B1B2B3B4は正方形なので、点Hは直線B1B3の中点と一致する。ここで、点A,点B1,点B3を含む平面を取り出して考える。∠HAB1=θ(0≦θ≦π/4)とすると、AO=B1O=1より∠OB1A=∠OAB1=θとなるので∠AOB1=π-2θとなる。よって、余弦定理より、AB1^2=1^2+1^2-2×1×1×cos(π-2θ)=2+2cos2θとなる。よってAB1=√(2+2cos2θ)=2cosθとなる。したがって、AH=2cos^2θ,B1H=2cosθsinθとなる。四角錐AB1B2B3B4の体積は1/3(2(B1H)^2)AH=16/3cos^4θsin^2θ=-16/3cos^6θ+16/3cos^4θとなり、cos^2θ=X(0≦θ≦π/4より1/2≦X≦1)と置くと-16/3X^3+16/3X^2となる。これをf(X)と置くと、f'(X)=-16X^2+32/3Xとなるので、f'(X)=0となるのはX=0,2/3となる。よってf(X)はX=0の時極小値を、X=2/3の時極大値をとる。よって増減表(このグラフがどんな外形のグラフかわかるもの)
より、四角錐AB1B2B3B4の体積の最大値は64/81となる。
別解として半径が1の玉なのでピタゴラスの定理(ある直角三角形の辺の長さをa.b.cただしa<=b<cと置くと、cは斜辺の長さになるので、c^2=a^2+b^2となる定理)を用いて
1=最大の時の正方形の中心と球の中心を結んだ線の2乗と正方形の中心と球の中心の長さの2乗を用いて上手いこと微分すると解くこともできますが解説と同じようになるので省きます。
京大の過去問↓
https://bouseijuku.sakura.ne.jp/2019kyoto-sugaku.pdf
しかし小さいものをたくさん入れるとなると大きさをほぼ0に近いものを球に入れる行為は、積分する事と同義なので
∫1−11−x^2dx=1.333333333333333(4/3)(表記の仕方がわからなかったので文章で書くと範囲[-1,1]の間に1-{xの2乗}のグラフの積分)にπを掛けた数が限界値となります。これは円の体積とほぼ同じ(全く同じなのですが全く同じ数値は現実では値を取るのは難しい(定義上できない)のでほぼと表記します)なので現実では物の形はそれぞれ違っていて、硬さや濡れたらいけないなどの事情がありますがこの時は大きい1つの荷物を使うより大体3.7倍以上入ることになるので小分けにしたほうが良いです。大きな荷物一つにするよりも面積が効率よく使えるので荷物はこういう意味でも小分けにした方が良いと思います。袋がぐしゃぐしゃだったらと話しましたが、ぐしゃぐしゃになっていてもせいぜい買った時のポリ袋ぐらいの大きさ程度で済むと思いますので、3.7倍には勝てないと思います。これは日々の生活でも活かせることなので是非覚えていても損はないと思います。積分の所は自分で計算しましたが参照までに↓ 
https://terakoya.ameba.jp/a000001683/#39v3qfhq

レッドリスト→絶滅危惧種をまとめているものです。環境省が作っているものとIUCN(国際自然保護連合)が作っているものの2種類存在しています。IUCN(国際自然保護連合)が作っている物には10万種のうちの2万種以上が登録されています。ここではアマモは最低限の懸念事項として乗っており、環境省のレッドリストには宮城県では絶滅危惧種Ⅰ類に認定されています。
実は世界には累計450万種近くの生物がいるのですがこれはカタログオブライフで調べるとこれくらい出るらしいです。
カタログオブライフとは世界中の種を取り入れるためのサイトで生物学者がサイトに掲載されていない種を登録していっているので相当な種数載っているのでかなり参考にもなるサイトです。(実はコロナウイルスも載っていたりします。)

今回のコーナーここまでです。次回もよろしくお願いします。

カタログオブライフ↓ 
https://www.catalogueoflife.org

環境省レッドリスト↓ 
https://www.env.go.jp/nature/kisho/hozen/redlist/index.html

IUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト↓ 
https://www.iucnredlist.org/ja

後日談として
アマモは海藻(ずっと海の中で進化してきた光合成するもの)ではなく海草(昔陸で進化した後に海に戻った)生き物であることを授業で教えてもらいました。

おまけのまとめ

前期で受けた授業や高校数学の復習になったので数検を受けたいなと思いました。今回ミズクラゲが大量に発生していたのですが調べる時間がなく書けなかったので次回に書きたいと思います。
突然数学の難問をライングループに送りつけられても文句も言わず解説の手書きメモや解き方の式を送って下さった友人達本当にありがとうございました。

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