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介護士への手当てで表面化した現場のひずみ

介護士の処遇改善手当て:期待と現実

数年前、介護士たちの待遇改善のために、岸田内閣は処遇改善手当ての導入を決定しました。

介護士の給料が安いという問題を解決し、介護士になる人を増やすための施策でした。
しかし、この手当てがもたらした結果は、一部で混乱と不満を引き起こしています。

ツイッターでの反応

ツイッターを見ると、介護士たちの間でさまざまな意見が交わされています。
一部の人々は、

「介護士の給料は安いから、数千円上げたくらいじゃまだ足りない」

と感じています。また、他の人々は、

「実際の給料には反映されていない」

と手当ての影響を疑問視しています。

現場からの声

私の知人が勤める病院でも、この手当ての影響が顕著に現れています。
処遇改善手当てが導入されるまで、看護師と介護士は協力して仕事をしていました。

しかし、手当てが導入された途端、看護師たちは介護士たちに対して、
「介護の仕事は、介護士がやるのが当たり前」
と主張するようになりました。

看護師たちは、自分たちの給料は上がらないのに、介護士だけの給料が上がったことを不満に思っているようです。

その結果、これまで看護師たちが行っていた患者への介護的な仕事は、すべて介護士たちに任せるようになりました。

給料が数千円上がったことに喜んでいた介護士たちは、今では悲鳴をあげるようになっています。
なぜなら、仕事量が膨大に増えたからです。


まとめ

目先の給料を上げれば、なんとかなる、という安直な政策は、さまざまな軋轢や不満を呼び起こしてしまっているようです。

このブログでは、何度も介護士に対する批判的な記事を書いています。

よっぽど介護士が嫌いなんだな

と思われたかもしれませんが、ちょっと違います。
私はもともと、福祉職でしたし。

ただ、普段、介護士と一緒に仕事をする機会が多いので、つい目についてしまうというだけですよ。


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