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ニュージーランドで出会った韓国人と結婚したけど、結婚20周年目前に離婚した話2

付き合い始めて2か月後、ダニーは留学を終え韓国へ。そこからニュージーランドと韓国の超遠距離恋愛が始まった。
現在の様にスマホなんて物は無く、LINEで相手の顔を見ながらビデオ通話なんて想像も出来ない時代。PCも持っていない私は、毎日学校帰りにネットカフェに通ってダニーとのEメールのやり取りをするのが楽しみになっていた。 韓国人らしく、付き合い始めて100日目には当時流行っていたラブソングを添えたEカードが届き、「わざわざ何日目とか数えるなんて凄い!私ってば愛されてるな~。」なんて浮かれたりしていた。(韓国では付き合って100日目にカップルでお祝いするのが当たり前。それを知らなかった私は、すごくマメな人なんだな、と勘違いしたのだ。)
何だかんだと時間は過ぎ、私も帰国する時が来た。
ニュージーランドと韓国に比べれば、同じ国を跨いだ遠距離でも日本と韓国はかなり近い。 数か月に1度は会える距離になった。
お互いの国を行き来しながらの遠距離恋愛。今思えば、この遠すぎず、近すぎない距離があったからダニーと長続きしたんだろう。離れているから感じる違和感も少ない。更に、久しぶりの再会に毎回お互いの気持ちが盛り上がり、多少のすれ違いや違和感なんて簡単に払拭されてしまったから。
そう。私がダニーに会いに韓国へいる間、門限は20時、夕飯は必ず毎日両親と食べなければいけないと19時には私を安くて汚い旅館(今はどう知らないけれど、当時韓国で言う旅館は日本のそれとは全然違い、トイレシャワーは共同、壁やドアは薄く、宿泊者もバックパッカーの様な人達で夜中まで人の出入りが激しく煩い宿泊所だった)に一人置いて帰宅してしまっていた。
当時ダニーは25歳。今思い出しても、モヤモヤするのに恋は盲目とは正にこの事。19歳の私、お前は本当にバカだ。
ダニーからのモラハラの前に(いや、同時に?)義両親からのあれやこれやが待っているのに・・・

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