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貧乏サラリーマンと金持ち経営者

サラリーマンは貧乏父さん?

「金持ち父さん貧乏父さん」という書籍をご存じでしょうか?

著 ロバート・キヨサキ

経済学を学ぶのであれば、一度は読むべきといわれる名著ですが、経済面というよりマインド面を考えさせられる本です。その中で著者はこのように社会人を分類わけしてします。

貧乏父さん
・従業員(サラリーマン)
・自営業者

金持ち父さん
・経営者(ビジネスオーナー)
・投資家

サラリーマンでいる限りは、お金のために時間と自分を切り売りをして働くことになります。そして時間と自分は有限のため、稼ぎに限界があります。もちろんサラリーマンのなかには、年収数千万の人もいますが、「労働」によってお金を獲得することは、他のサラリーマンと同じです。
一方、金持ち父さんは、「金融収入」によって手元にお金を呼び寄せます。
この著書では、お金に自由になるためにはお金に働かせよう=投資にフォーカスがあたっていますが、著者の根本的な考え方として、ファイナンシャルインテリジェンスを身に着けて、キャッシュの動きを理解しようということがわかります。

わたし自身は、過去に投資で痛い目にあったため、今のところは積立NISA以外の投資はするつもりはありませんが、
経済的な知識の獲得と、お金の動き方=自分でビジネスをして自分で稼ぐ、ことを理解するのはとても大切であると認識しました。
サラリーマンの収入とは「自分で稼いだ対価の収入」ではなく「会社のために働いた対価の収入」であるため、お金をもらったとしても、自分で稼いだことにはならないということです。サラリーマンでいる限りはキャッシュの動きを意識することはありません。

自営業は貧乏父さん?

この著書では、自営業は貧乏父さんと分類されています。スモールビジネスオーナーやフリーランサーは経営者でもありますが、自営業者でもあります。
この本が出発されたのは1997年で、そのときの自営業と今のスモールビジネスは似て非なるものだと考えます。
当時は今のようにインターネットもIT化もすすんでおらず、リスクが少なく簡単に始められるような自営業は今ほどなかったはずです。
個人で始めたものの、時間とお金に追われることになり、多くの廃業者がいるなかで、一部成功者が出てくるという時代でした。
ですので、今の時代では、

貧乏父さん
・従業員(サラリーマン)

金持ち父さん
・自営業者(スモールビジネスオーナー)
・経営者(ビジネスオーナー)
・投資家

と分類できるのかもしれません。

念のためお伝えしますと、サラリーマンが不幸だと言っているわけではありません。
サラリーマンを否定しているわけでもありません。

とても良い会社に勤め、やりがいのある仕事ができ、満足のいく給与を獲得している方も多くいらっしゃいます。
独立したことで、事業がうまく行かず、後悔している方もいらっしゃいます。
投資をしたことで多くの資産を失った方もいらっしゃいます。

ですので、
「金持ち父さん」と「貧乏父さん」と分けるのではなく、「満足父さん」と「うつむき父さん」みたいな感じで分けるほうがいいかもしれませんね。

そもそも今の時代は、
稼ぐのは父さんだけではないので、
「満足人生」と「うつむき人生」と分類して、
満足人生を目指すことにしましょう!


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