fitness misunderstanding15(フィットネス勘違い5選)
近年日本でもフィットネス文化が栄えてきました。
ソーシャルメディアのおかげか、以前にもましてフィットネスが広まりつつあります。
そして、以前よりも多くのフィットネス情報が知られるようになりました。
多くの人にフィットネスを認知してもらえる様になり、僕は大変嬉しいのですが、情報が多すぎるがあまりに「どれが正しいんだ?!」となる方も少なくないと思います。
そこで今回は、筋トレ・ボディメイクにおける勘違いを5個紹介します。
好評であれば、他にも多くあるので投稿しようと思います。
fitness misunderstanding5(フィットネス勘違い5選)
糖質を食べると太る
糖質は僕たちにが動くために必要なエネルギー源です。
糖質は3大栄養素の中で唯一脳へのエネルギーをくれる栄養素になっています。
最近の、日本では糖質=太る ものとして思われがちです。
ただし、本当にそうなのでしょうか?
太ると言うことは、オーバーカロリーになると言うことです。
糖質を食べることで、血糖値が上昇します。
血糖が上がると僕たちの体はインスリンというホルモンが放出され、血糖を下げる働きをします。
インスリンは、本来血中の糖を筋肉に送り込む役目があります。
他にも筋肉に溜め込められなかった糖は脂肪として蓄積されます。
糖質に限らず、脂質やタンパク質の過剰な摂取をすることで太ります。
糖質は僕たちにエネルギーを与えてくれるので、トレーニングする時のパワーに変わります。
糖質を摂らないことで十分なトレーニングができずに筋肉力を失うばかりかリバウンドしやすい体になるため、糖質はしっかり摂取して質の良いトレーニングをしていこう。
質の良いトレーニングとは、過去の自分を超えるような重量のや回数の更新をここでは言います。
また、トレーニングをまだ始めて居ない人は軽い運動から始めて明日の自分を超えていこう。
プロテインを飲むと筋肉がすぐにつく
プロテインとはなんでしょうか?
筋肉がつく魔法の粉でしょうか?
いいえ、違います。
「プロテイン=タンパク質=3大栄養素」のうちの一つです。
ただの栄養素です。
プロテインは、多くの日本人が摂取不足だと言われています。代わりに糖質と脂質ばかりの偏った栄養になりがちです。
「プロテインを飲むとすぐ筋肉がつく」と思っているなら大間違いです。
そんな簡単にプロテインで、筋肉はつかないです。
ただし、プロテイン=タンパク質を摂取しないことには、筋肉はつきません。
トレーニングと食事をしっかりやって行くことで、筋肉はついていきます。
すぐには、つかないので長期的な目線でプロテインは摂取していきましょう。
トレーニングは毎日やらないといけない
トレーニングを毎日やるものだと思っていませんか?
プロのボディービルダーは毎日行っていることから多くの方はトレーニング初心者は、毎日やらなければならないと思い込んでしまっている人も少なくありません。
多くの人にとって体を鍛えることというのはとてもハードなものです。
それを毎日やることはとても酷なことだと思うでしょう。
しかし、実際はそうではありません。
ある研究では、週1〜2回ほどの筋力トレーニングで筋肥大効果があったとされています。1)
トレーニングは毎日やらなくても良いのです。
特に初心者の方は、トレーニングを始めていませんから、どのような運動だとしてもそれらは貴方にとって大きな負荷になります。
トレーニングは、1度の運動で体に多くの負荷がのります。
毎日その様なことをしていたら、体はいつか壊れてしまいます。
なので、体には、「休息」が必要なのです。
毎日トレーニングをすることで筋繊維は破壊されます。
筋肉が破壊されている状態で、さらなる負荷を与え続けたらどうなるでしょうか。
破壊され続けると筋自体の機能が損なわれます。
なので、筋は休息し、筋繊維を修復して行く中で筋肉は負荷の重さ以上に強くなろうとします。
これを「超回復」と言います。
筋肉は壊されて、初めて筋繊維は修復方向に促されます。
修復される事で以前よりも強い筋繊維になります。
体を強くするために鍛えているのに、ハードな追い込みによって筋の機能が損なわれたら本末転倒です。
ここで知っておいてほしいことは、毎日やらなくても、定期的に行うことで筋肉や筋力は増えていくということです。
運動していれば何を食べても大丈夫。
運動をすれば何を食べても大丈夫と思われがちです。
ただし、そんなことはありません。
僕たちの体は結局のところ摂取カロリーを消費カロリーが上回った時に初めて痩せていきます。
運動をすれば食べ分の食料は残念ながら消えていきません。
これが現実です。
日々少しでもプラスのオーバーカロリーになっている場合、知らない間に脂肪として蓄積されていきます。
逆を言うと100カロリーだけでもアンダーカロリーになっている場合は、いつか目標とする体重まで痩せていきます。
運動は消費カロリーを上げてくれる良い方法なので積極的に運動して消費カロリー量を増やしてあげましょう。
運動前と運動後で体重は変わるけど、それは脂肪が減った訳ではない。
貴方は運動を行う前と行った後に体重計に乗り、体重計のメモリが減少していたら喜んだ記憶はありませんか。
勘違いをしている人の多くは、それを脂肪の減少により体重計のメモリが変わったと思っています。
けど、残念ながら体重計から落ちたものというものは、大体が「水分」です。
貴方は運動をして汗を流しただけです。
脂肪は1日で落ちることはありません。
なぜなら、脂肪は僕たちの体の中の栄養が枯渇した時にエネルギーになる役割があるからです。
脂肪を落とすためには、体のエネルギーは枯渇していなければなりません。
ファストフードを多く食べている人は、タンパク質と繊維が豊富な健康的な食事と仲良くなる必要があります。
そうでないと、貴方のせっかくの頑張りが水の泡になってしまいます。
終わりに
近年のフィットネスブームにより、多くの情報が出回っています。
その量はあまりにも多いため、多くの人が勘違いしてしまうかもしれませんが大丈夫です。
僕が多くの人に少しでもフィットネス勘違いを届けられるように情報を発信していきます。
周りの方に教えていただけたらと思います。
今日から正しい知識を入れて楽しく、充実したフィットネスライフを目指せるように僕自身も情報を発信していきます。
参考文献
1) 「筋肥大および筋力増強を目的とした効率的なレジスタンストレーニング法の検証」
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