#推し短歌① 推しアニメ、漫画の思い出短歌

「自転車を
　メーヴェに見立て
　上に乗り
　そのまま横に
　倒れナウシカ」

《解説》
私が「風の谷のナウシカ」を初めて観て、衝撃を受けたのが、小学1年生の時。
主人公のナウシカを大好きになり、好き過ぎて、小学1年生の私は、ナウシカになりきる事にした。

私は、ナウシカが颯爽とメーヴェという飛行機に乗って、大空を飛んでいく姿が好きで、どうしても、メーヴェに乗りたかった。
しかし、家にあるのは、幼児用の自転車だけ。
私は、思い付いた。
自転車を停めた状態で、上に乗ったら、飛行機に乗った感覚になるのではないか？？と…。

停めた自転車によじ登り、サドルを持った瞬間、私は念願のナウシカになる事ができた。
喜びも束の間、バランスを崩した私は、自転車ごと横に倒れてしまい、「風の谷のナウシカ」になるどころか「倒れナウシカ」になってしまったのだった。

私が自転車ごと倒れた音を聞き、母が血相を変えて走ってきて、私を助けてくれた。
幸い、私に怪我はなかった。

大きくなり、「風の谷のナウシカ」を観る度に小さい頃、自転車に乗った思い出を思い出し、懐かしく、しあわせな気持ちになる。
今も、宮崎駿監督作品の中で、「風の谷のナウシカ」が1番大好きな作品であり、ナウシカが1番大好きなキャラクターである。
ナウシカは、私の永遠の憧れであり、推しである♡♡♡