詩「プライド」
強く強く握った その手から
ポタッ ポタッと大量の汗が滴り落ちた
それは 僕の涙の色に似ていた
心と体の結び付きを証明してくれているかの様に
全身がドクッ ドクッと鳴り響いては小刻みに震えた
偉そうな顔をして ふんぞりかえっていても
指を指されて笑われるのだろう
「僕は弱い人間です。」
心の一部が剥がれ落ちてる
本当は この場から
スッと消えてしまいたいのに
足がボンドでくっつけられたみたいに
動かなかった
動けなかった
それは僕としての最後の意地なんだろう
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?