詩「春がはじまる準備」
風の冷たさの中に
ほんのり甘い微かな香
土の中にも生命の息吹
太陽の光もあたたかさを増して行く
もうすぐ 春になる
髪の毛は外側に弾けようとする
私は櫛で それを抑える
唇は 高い旋律を奏でたがる
鼓動は生の音楽
両足は スキップで跳ねたがる
明るい洋服が町を彩る
意識は自然と外を向いて行く
まだ約束されていない新しい何かを見つけたい
電線に知らない鳥がとまっていた
新しい歌声を私に聴かせて
隣にいるあなたと
しあわせになる準備は もうできている
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