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#20 ユーモアは苦しい環境にいる中で、楽しさを見つけようとするから、身につくのかもしれない

ある本を読みながら、「ユーモア」について考えた。

【離婚するまでの私】
両親と妹、祖父母、高校、大学、就職、結婚、出産、育児…と離婚という大きい壁にぶつかるまで、私は挫折や失敗はもちろんぶち当たることはあったけれども、心が壊れそうになる程、大きな悩みに当たることはなかったのかもしれない。

大きな悩み、とは、自分の力だけではどうしようもないこと。
他人が関わること、成るようにしかならない、ということ。
逆境の環境に身を置くと、その場が苦しいから、必死に生活の中に色を見つけようとする。小さなうれしいこと、笑顔が溢れること、ふとした親切に、アンテナを敏感にして、幸せを見つけることが、うまくなった。
事実は、一つ。
でも、捉え方は自由、だから、なんでも面白く、楽しく笑いに変えていこうと必死になった。
そんな中で、私は、ユーモアの力を少しずつ、今ようやく身につけている。


【ひとり言】
順風満帆できたからこそ、ユーモアの必要性やセンスが育たなかったかもしれない

周りが、両親が、いろんな人たちがたくさん私を守っていてくれたんだ

不運に出会っても、支えてもらうことが多く、自分自身で乗り越える山がいつの間にか小さくなっていて、考えることが少なかったのかもしれない

ユーモアがある人は、苦しみを知っている人なのかもしれない

ユーモアのセンスは逆境の中で培われるのかもしれない

擬似体験するには人に出会う、本と出会う、知ることからしか始まらない

世の中には想像以上のことが、想定外のことばかり起こる

自分の知っていることは世界では非常識なことばかりなのだろう

もっともっといろいろな教養を得て、想像力を広げる努力をしていきたい


【我が子の苦しむ姿は見たくないけれど…】
自分自身の心が強くなったきっかけを思い出すと、楽しいことや嬉しいことではなく、苦しいことや辛いこと・夢であってほしい・もう嫌だ・逃げ出したい、と思うことばかりが、実は、心を強くしてくれている、とわかる

息子たち二人。
苦しいことがない人生を歩んでほしい、と願っているが、それはちがうのかもしれない。逆境を経験することで、自分の頭でたくさんたくさんたくさんたくさん考える、行動することが、心を強くしてくれる。
辛いことにも、笑って過ごせるユーモアを持てるようになる、心をつくってくれるのかもしれない。



そんなあれこれを、
西川裕子・幹之助著「発達障がいのわが子が笑顔で自律する育て方」
を読んで考えた。とても素晴らしい本。
学校を行かないことを選択している息子たちと毎日を過ごしながら、希望をもらいました。どんなことがあっても、毎日大笑いをして、失敗をユーモアでカバーしながら、面白く生きていきたい!のだ。

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