作曲者本人の『ニワカ生物』 ちょっぴり解説


ニワカ生物

ニワカ生物が5万回再生!

この度、なんとニワカ生物がYouTubeで5万回再生を達成しました!てことで今回記念に何かしたいなと思い、YouTubeでアンケートを取ってみました。

YouTubeでのアンケート結果

これだけ見ると、解説を希望してる方が多かったので、今回は『ニワカ生物』について軽くだけ解説していこうと思います!セルフアレンジに関してもいずれ出すかもしれませんが、すぐに出すのは難しいです、しばしお待ちを。

『ニワカ生物』は何についての曲なのか?

ニワカ生物は私の音楽観を詰め込んだ楽曲です。原口沙輔さんの『人マニア』のアンサーソングという形をとってみました。

私の音楽観について

私は基本的に趣味で音楽を作っています。
とはいえ、私にもそれなりの音楽に対する熱があるわけです。

今や音楽はSNSで簡単に誰でも聞けるようになりました。他人の音楽を勝手に使用することもできるようになってしまいました。SNSでは人様の音楽を勝手に使用し、その苦労も知らずに用途だけ変えて「コンバージョン」するのも当たり前になってきました。コンバージョンとは 工事を一切せず使用用途を変えることで、使わなくなった建築物を再び蘇らせることを言います。今や音楽は作曲者の元からは離れ、勝手に廃れ勝手に再利用されます。
また、音楽はよく切り取られるようになりました。

今のSNSでは、音楽の一部分だけが流行すると言ったことが多々あります。例えば2分の楽曲でも、10秒だけが切り取られたりします。音楽は娯楽であるはずなのに、そこにロスタイムがあっては行けないように音楽は切り取られていきます。音楽までタイパが求められるなんて、えらく大変な世界ですね。

パクリとオマージュがあります。二次創作もあります。ニワカ生物もそうです、アンサーソングというのは、いわば世界観のオマージュのようなものです。しかし、オマージュであったり、なんならオマージュでないものまでパクリだ、やってるなどとざわめく人たちもいます。しかし彼らが作曲をやっていることはほとんどありません。何なら二次創作をやっていることもよくあります。二次創作は素敵な文化です。ですが、一次創作の模写にすぎないのも事実だと私は思います。二次創作には、一次創作の魅力を活かして自らの創作を際立てる、上手な手法もあります。その一方で、一次創作の写し絵、印刷と言わんばかりに手の加えられていないものもあります。二次創作を許容することには、色々なリスクとリターンがあります。

創作の評価基準は、創作そのものだけではありません。例えば幼稚園児が曲を作ったら、その曲のクオリティに関わらず評価を得ることができます。また、創作は宣伝も重要で、宣伝が下手では良い作品も見られることは少なくなってしまいます。宣伝は、思いがけない結果をもたらすことがあります。例えば有名な人がまだ無名のクリエイターを紹介すると、クリエイター側からすればあまりにも多い量のファンを得ることもあります。例えばニコニコ動画の機能であるニコニ広告は、まだ無名だったボカロPを最大手まで上げるほどの力を持ちます。創作は宣伝が全て、なのかもしれません。

創作にはこんな変な世界が広がっていますが、私は作曲を続けますし、発表し続けます。そして私はニワカ生物を多くの方に視聴していただくことが出来ました。我ながらこれはすごいことです。今クリエイターは数えられないほどいます、なのにその中で私を見つけ音楽を聞いてくださることは、とてもありがたいごとです。今のニワカ生物の高評価数は1885です。それだけ皆様に好きになってもらえたということです。本当に感謝しています。

最後に

安っぽい解説でしたが、どうでしょうか。これを元にニワカ生物をもう一度聞いてみてくださると、私の音楽に対する感情がもっと感じられると思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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