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IT系でハードウェアが面倒な理由

どうも、IT系のおっさんです。

手前の記事を書いてて思い出したんですが、IT系って言っても、ハードウェアが絡むIT系と、ほぼハードウェアを意識しなくていいIT系があります。

ハードウェアをいじるメリット

理系の特に電気や機械系からIT系に来た人とっては、ハードウェアが絡むほうが、アドバンテージがあるとは思います。だって、たとえば、私みたいに文系からITに来た人とかは、ハードウェアをいじるようなことは何もしてないですし、そもそもが機械に興味が無いから、文系に進んでるわけですからね。

日本の産業は電機メーカーとかの比重が大きくて、ITが絡む大企業というと、まだまだ電機メーカーが多いです。大企業なので、給料もいいと思います。そういう意味でも、ハードウェア込みでも行ける!ということであれば、確率的には、ハードウェア無理ゲーの人よりは、いい給料になりやすいとは思います。

ハードウェアをいじるデメリット

ハードウェアが絡むと、とにかく、遅いんですよね。物理層が絡んでくると、リアルのスピードに束縛されることになります。

あまり詳しく書くと特定されそうなので、ぼかしますが、私も、ハードウェア絡みの仕事をしてたこともあります。ある種のアプリがパソコンの中でも動作検証できるのですが、それが、本番環境では、専用端末の中に搭載されていて、専用端末の中ではウェブサーバを立ち上げて、ウェブアプリとして動いてるわけですが、それをテストで外から自動で制御する際に、所々、専用端末のリアルのボタンを押したり、リアルのカートリッジを交換したりしないといけないケースがあるんです。そうなると、自動もクソもないです。そんなもんまで面倒見れるか!って話です。

それ以外にも、たとえば、スマホアプリの開発では、実機検証というものも必要になります。実機の画面も、Appiumというもので、自動で制御できるとは思いますけども、OSのバージョンごと、メーカーごとに微妙に動きが違うかもしれませんよ。どんなメーカーでも共通で使えるAndroidプラットフォームのはずですが、メーカーによる差異の影響を受ける場合があると聞きます。それは、Androidプラットフォームの中にまで浸食するような形でカスタマイズしてる部分があるからだろうと思います。面倒くさくないですか?iPhoneなら、その分、メーカーは1種類しかないので、マシですが、世界的に見たら、iPhoneは少数派ですし、Androidのほうが、どんなデバイスにも積めるので、理系の皆さんなどには、特に興味深いだろうと思います。だけど、面倒くさいんです。

以上はごく一部の例だと思いますが、ハードウェアを意識しなくて済む世界では、スピードはどんどん上げて行けるんです。あなたは超高速な世界で何倍何十倍もの発展と成長をしたいのか、それとも、リアルに束縛された世界で、いつまでもリアル×1倍速の人生を送りたいのか。。まぁ、突き詰めると、そういう差かなと思います。

じゃあ、どうすれば?

ハードウェアをいじりたい人はいじればいいとは思います。でも、よくよく考えてみたら、ハードウェアって面倒くさいな、と気付いたあなたは、ソフトウェアの世界で必要な知識が何なのかにフォーカスして、ソフトウェアの世界で生きれば、何倍、何十倍も生きることができるのです。

ソフトウェアの世界で必要な知識って、なんなのさ?ということですが、もちろん、プログラミングもありますが、理系の勉強もちゃんとやる機会のある方だったら、やっぱり、数学とか統計学じゃないですかね。私は確かにソフトウェアの世界だけで生きることはできていますが、数学や統計学がバリバリできたら、AIの分野とかで、もっとできることや、任せてもらえることも多いんだろうなぁ、という気はしていますし、投資botを作る際も、数学や統計学をバリバリ活かして、もっと、幅の広いことができそうだな、という気もしています。AIも、既成のモデルにデータをぶち込むだけだったり、既成のものをつなぎ合わせるだけでできるようなものだったら、割とできたりしますが、既成のモデルを改造しようとしたり、イチから作ろうとしたりすると、やっぱり、数学とかキッチリやってないと、無理だな、っていう感じです。

おわりに

もし、そう言われてみれば、そうかもしれない、って何か気付けることがあったら幸いです。では、また。








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