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バーチャルボストンマラソン2

9月13日日曜日にボストンマラソン、バーチャルイベントは設定された。朝7時。7時から走ると言うことは、朝食や用意の時間を考えると、3時間前くらいに起きていたい、と言うことは、4時、いや、4時半にしておこう。ロックダウン以降、早朝に起きることが稀になってしまった私にはきつい起床時間である。いつもまだベッドにいる時間に起きれるんか?徐々にアジャストすればいいだろう、と思いつつ、最後まで夜更かしを貫き、とうとう前日になってしまった。前日だけはなんとか10時には寝床に入ったものの、寝付くまで数時間かかった。

4時半に目覚ましで起床。今起きるん?夜やん、と思いながら起きる。まだまだ眠い。しかし仕方ないので、起きてドリンクを作ったり、テーピングをしたり、朝食を作る。朝食はオートミールとバナナ、甘いお餅にしておいた。出る時になっても体が重くて疲労が全く抜けてないのを感じたが仕方ない。バーチャルなので、もともとPR狙いができるようなトレーニングはできていないのだ。幸い、うちからスタート地点は近所で、ほんの15分で到着。どうやら一番乗りだ。と思ったら、すでにスタートしてるメンバーもいたらしい。

83丁目あたりにエイドを設置して、フライヤーのメンバーが数人待機していた。オフィシャルなイベントでもないのに、ボランティアありがたいなー。私も今度お返ししないと。少し写真撮影。やっぱり早く着くと心の余裕が違うなー。

どうやら前日7時に出発する人、という私の呼びかけに答えてくれたデイブしか来ないらしい。彼はギリギリに到着。今はコロナでロックダウンになってから、ポコノの方に住んでいて、このイベントのためにマンハッタンに戻って来たらしい。ポコノの方が良いコースも多いだろうに、と思うけど、やっぱりみんなと走りたいのだろう。みんな、と言っても私だけか。

間もなくスタート。事前のチャットによると、デイブはハーフまで9分ペース代くらいで走り、ハーフが過ぎてからはその時の体調によって、スピードを上げるか、落とすか、休憩するか、決めるとか書いてあった。

ハーフからはのりちゃんが合流してくれる予定なので、そこまではデイブに付いて行ってみよう。去年のボストンはマイル8分ちょっとで最初のハーフは走ってたし、9分とか余裕であろう、と勝手に予想。

走り始めて数マイルは問題なく付いて行けた。しかし、なんかこの人早くないか?途中から数メートル前に走るようになった。ガーミンをちらっと見ると、マイル8分代になってるやん。ランニングコーチやのに、ペーシングこんなんでいいんか、とツッコミを入れつつ、付いて行く。途中で変なガケになってるところを下りる羽目になり、その反動で、最近痛い左肩に激痛が走る。ひいいいい!泣ける〜。

肩の痛みをこらえながらしばらく行くと、やっと痛みが和らぎ、やっと6マイルを過ぎ、南のエイドステーションに到着。デイブに追いついたのに、すぐ行ってしまったので、水をもらって少しボランティアの人たちと談笑し、私も出発。

折り返しで、デイブが見えなくなる。どこに行ったんだろうか?のんびりしてる暇はなかったかも。ただとりあえず北上するだけで大丈夫なのでひたすら北へ進んで行った。行きは無視したピアのところを回り込んで距離を稼いでみる。外でパーソナルトレーナーらしき人が生徒をしごいていた。彼は私のボストンゼッケンを見て、「頑張れ〜!!行け〜!!」と応援してくれた。ゼッケンを付けてるだけで応援してもらえるのは嬉しい。

それから無事北上を続けちょうどハーフくらいでスタート地点へ向かうとなんと娘が走って来て、並走。「じゅん、ありがとう!」と少し話す。それを夫が写真撮影。ランニングチームのメンバーが増えていて、8人ほどいただろうか。みんな応援してくれて嬉しい。

ところが、のりちゃんの姿が見当たらない。想定ペースより早かったからか、地下鉄に問題があったからか、まだ到着していないようだ。夫と娘にのりちゃんが来たら私を追いかけるようにお願いし、ゆっくり出発。でも結局会えない可能性もあるし、と思って、1kmくらいでまたスタート地点へ引き返す。これを数回繰り返しても来る気配がないので、とりあえずトイレに寄った。もしかしてミッドタウンで合流する気なのかもしれない、と思い直し、そのまま走っていると、案の定、のりちゃん登場。

事前の打ち合わせが悪すぎた。もともとクイーンズの自宅から走って合流予定だったらしい。私は地下鉄でアッパーウエストまで来るとばかり思っていたので、その辺がコミュニケーション不足だったのだ。でも会えて良かった。それから2人で話しながら南下。話しているとかなり気がまぎれる。もうそろそろ25kmで、股関節がだるくなって来ていたけど、疲労も軽減された。速度はデイブを追いかけていた時よりは落ちてたけど、いつものロングよりは速い気がする。

南下を続けたところ、なぜかエイドステーションが見当たらない。どうやら逃してしまった様子。地図で確認したけど、地図が大雑把すぎてさっぱり分からないので、そのまま北上することにした。何と言っても何度か往復してしまったので、ゴール地点まで走るとマラソン距離をオーバーしてしまいそうだ。

途中、水飲み場があったので、少し水を補充。エイドに行けなかったのは残念だけど、水は必要だ。そしてゴールに到着する2kmほど前にマラソン距離完了!長いのに一緒に走ってくれたのりちゃんのおかげであっという間であった。ストラバとガーミンを一旦止めて、それからスタート地点にジョギング。ゴールではボランティアがゴールテープまで作ってくれていて、なんと生まれて初めて、マラソンでゴールテープを切ることができました!

時間は4時間10分で、去年のボストンマラソンが3時間40分だったことを考えると、30分遅いけど、これはバーチャルイベントだし、ポイント練習になる他のレースも今は全てキャンセルの状況下、楽しく走れて良い思い出になることは間違いない。

イベントを立ててくれたヒロミさんをはじめ、ランニングクラブのボランティア、家族、伴走してくれたのりちゃん、みんなのおかげでバーチャルとはいえ、マラソンを楽しく完走することができたのでした。

とはいえ、バーチャルではない大会が近々できるように祈るばかりだ。




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